レンギョウ(連翹)の育て方!上手な剪定方法・時期や病害虫対策を解説!

レンギョウ(連翹)の育て方!上手な剪定方法・時期や病害虫対策を解説!

レンギョウは、春になると可憐な黄色い花を咲かせます。古くから日本でも栽培されており、群生するのが特徴的です。ガーデニングや生花にも取り入れやすく育て方が簡単な一方で、剪定が必要です。レンギョウの剪定方法や育て方のポイントを紹介します。

記事の目次

  1. 1.レンギョウ(連翹)とは?
  2. 2.レンギョウ(連翹)の育て方
  3. 3.レンギョウ(連翹)の植え付けと植え替え
  4. 4.レンギョウ(連翹)の剪定方法
  5. 5.レンギョウ(連翹)の増やし方
  6. 6.レンギョウ(連翹)の害虫・病気対策
  7. 7.まとめ

レンギョウ(連翹)とは?

Photo byKIMDAEJEUNG

レンギョウは春先になると、小さく黄色い花が枝いっぱいに先垂れ下がるように群生しています。道路沿いでもよく見かけられ、ガーデニングにも取り入れやすい花です。枝が長く伸びるので、定期的に剪定しないと垂れ下がってしまいます。レンギョウの選定方法や育て方の注意点、増やし方やお手入れの仕方について解説します。

基本情報

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学名 Forsythia
科名 モクセイ科
属名 レンギョウ属
原産国 日本、中国、朝鮮半島
花言葉 希望・集中力・情け深い

レンギョウは、モクセイ科レンギョウ属の植物です。原産国は日本、中国、朝鮮半島ですが、原産国によって品種が違います。日本でおなじみなのは「ヤマトレンギョウ」「アイノコレンギョウ」、中国原産は「シナレンギョウ」、朝鮮半島は「チョウセンレンギョウ」に分かれています。

特徴

Photo by pika1935

レンギョウは鮮やかな黄色の小さい花が、枝を覆うようにびっしりと咲きます。群生するのも特徴ですが、枝いっぱいに可憐な黄色い花を纏い、伸びた枝が垂れ下がるのも特徴的です。毎年春には季節の風物詩として楽しまれています。

花が咲き終わると鮮やかな緑色の葉とオレンジ色の実を付けます。レンギョウの実は漢方薬としても使われていて、消炎や鎮痛の効果が期待できます。花の後には緑と実という、季節によって違う表情を見せてくれるのも魅力です。

レンギョウ(連翹)の育て方

Photo byHeungSoon
ボタニ子

ボタニ子

レンギョウの育て方はとても簡単!初心者にもおすすめです。

レンギョウの育て方①日常のお手入れ

花が咲く季節は特に日当たりのいい場所に置きましょう。しっかりと日に当てる事で花付きがよくなります。日が当たらないと花が付かず寂しい印象になってしまうので注意してください。ただし西日は乾燥の原因になるので、できるだけ西日が当たらない場所を選ぶのがおすすめです。

レンギョウの育て方②水やり

レンギョウは湿り気のある土で育てるのがベストです。庭に植えるなら水やりをしなくても時々降る雨でも十分です。雨が降らず天気の日が続き根本が乾燥しているような場合は適度に水やりをしながら、腐葉土や藁で乾燥を防ぎましょう。鉢植えで育てる場合は、土の表面が乾いたタイミングで水やりすればOKです。

レンギョウの育て方③肥料

レンギョウはほとんど肥料を必要としません。肥料を与える時期は、地植えでも鉢植えでも寒肥目的で与える程度です。地植えなら堆肥や有機肥料、鉢植えなら緩効性化成肥料で対応できます。

レンギョウの育て方④夏越しと冬越し

レンギョウは夏の暑さにも冬の寒さにも強く育て方も簡単な植物です。水やりや肥料のタイミングや量を間違わなければ、特に必要なことはありません。

レンギョウ(連翹)の植え付けと植え替え

Photo byShowmeyourflowers

レンギョウは苗から育てるのが一般的です。植え付けと植え替えのポイントを紹介します。

植え付け

レンギョウは種ではなく苗を植えるところからスタートします。植え付け方は地植えか鉢植えかによって異なります。

鉢植え

植木鉢は少し余裕をもたせて選びましょう。目安は赤玉7割に、土に適度な湿度を保てるよう腐葉土を3割ほどが理想です。可能なら黒土も少し入れるといいでしょう。鉢底石を置いてから半分より少なめに土を入れ、苗を置いたら優しく土をかぶせ固定します。

地植え

地植えの場合は、苗を植える穴を掘っておきましょう、穴の目安は苗よりも少し大きい程度で十分です。穴に苗を優しく置き、後は土を被せるだけです。季節によっては、地植えだと土が乾燥しすぎる事があるので、腐葉土や黒土を混ぜ乾燥を防ぎます。

植え替え

鉢植え

レンギョウの鉢植えが成長して窮屈になってきたら、植え替えをしてあげましょう。植木鉢は少し大きめの物を選ぶのがポイントですが、大きすぎると根が安定せず枯れる原因となってしまいます。植え替え前よりも1つか2つ大きいサイズを選びましょう。レンギョウの成長に合わせて、2年~3年に1度のペースで植え替えをします。植え替えせずに小さい植木鉢のまま育ててしまうと、根が呼吸や成長できず枯れてしまいますので注意してください。

地植え

地植えの場合は、植え替え不要です。1度植えたら同じ場所で育てていくので、場所選びは慎重にしてください。原則地植えでは植え替えはしませんが、やむを得ない場合は時期をきちんと見極めてください。

植え替えの時期

レンギョウは寒さに強い植物ですが、寒差が厳しい季節は植え替えに不向きです。植え替えする季節は11月~12月、もしくは3月がベストです。植え付けや植え替えで腐葉土を使用していれば、肥料は特に必要ありません。肥料を与えたい場合は、花が咲き終わる5月と冬の間に様子を見て緩効性化成肥料を与えるといいでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

次は、剪定方法や増やし方、病害虫の対策をご紹介します。

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レンギョウ(連翹)の剪定方法

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