ヒナゲシの特徴と育て方!花言葉・開花時期やポピーとの違いもご紹介

ヒナゲシの特徴と育て方!花言葉・開花時期やポピーとの違いもご紹介

春のおでかけに最適な季節に見ごろを迎えるヒナゲシは、古代から愛されてきた草花です。鮮やかな薄い花びらと華奢な立ち姿が女性的美しいヒナゲシは園芸植物としても人気があります。そこで今回は、ヒナゲシの特徴や育て方にあわせて、花言葉などについて紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.ヒナゲシとは
  2. 2.ヒナゲシの特徴
  3. 3.ヒナゲシの植え方
  4. 4.ヒナゲシの育て方
  5. 5.ヒナゲシとポピー・ケシとの違い
  6. 6.まとめ

ヒナゲシとは

Photo byHans

ヒナゲシは、春から初夏にかけての爽やかな季節に色とりどりの花を咲かせる草花です。その華奢で華やかな立ち姿は世界中の人を魅了し、太古の昔から愛され物語や絵画などでも数多く使われてきました。ここでは、ヒナゲシの基本情報や開花時期、名前の由来や花言葉などについて解説します。

ヒナゲシの基本情報

学名 Papaver rhoeas
和名 ひなげし(雛罌粟・雛芥子)
別名 虞美人草・コクリコ・シャーレーポピー
属名 ケシ科ケシ属
形態 1年草
原産地 ヨーロッパ・北アフリカ・西アジア
草丈 20~80cm
花期 4~6月
花の色 赤・白・ピンク・オレンジ・黄・複色

ヒナゲシはヨーロッパや西アジアなどに古代から自生していた草花で、紀元前2500年ごろにはエジプトで栽培されていたといわれています。その後唐の時代に中国に渡り、日本には江戸時代初期ごろに中国(当時の清)から渡ってきたとされています。

ヒナゲシの名前の由来

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雛罌粟(ヒナゲシ)という名前は、罌粟(ケシ)の仲間では小さい花を咲かせることに由来してつけられました。また、罌粟の「罌」は酒などを入れる瓶のことで、罌粟の実の形が似ていることから、また「粟」は種が粟に似ていることからこの字が使われています。

別名「虞美人草」の由来

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ヒナゲシの別名「虞美人草(ぐびじんそう)」は、古代中国の楚の武将・項羽が敵国である漢に包囲されたとき、項羽の足手まといにならないよう自害した項羽の側室・虞美人(虞姫)に由来した名前です。虞姫が自害した翌年の夏、虞姫の墓にヒナゲシの花が咲いたことからヒナゲシを「虞美人草」と呼ぶようになったといわれています。

ヒナゲシの花言葉

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ヒナゲシは花言葉の多い花です。ヒナゲシ全体の花言葉には、「労わり」「思いやり」「心の平穏」「休息」「別れの悲しみ」「七色の恋」「乙女らしさ」「恋の予感」「忍耐」「妄想」「豊饒」などがあります。また色別でも花言葉があり、赤い花の花言葉は「慰め」「感謝」で白い花の花言葉は「忘れっぽい」「慰め」「眠り」です。

ヒナゲシの特徴

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ヒナゲシは、ひらひらとした花や毛深い茎や蕾などほかの植物にはない特徴を多く持つ植物です。ここではヒナゲシの花や葉、種などの特徴や役割りを紹介します。

蕾の特徴

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ヒナゲシは暖かい季節になると、卵型の粗毛に覆われた蕾を1本の茎に1つ付けます。蕾は最初垂れ下がるような状態で付きますが、花が咲く時には蕾の先端が2つに割れて萼が落ち、花を上向きに咲かせます。

花の特徴

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ヒナゲシの花は、春から初夏にかけての爽やかな季節に赤やオレンジなど色鮮やかな花を咲かせます。1つの花は開いてから2~3日でしぼんでしまいますが、次々に花を咲かせるので1ヵ月ほど楽しめます。花径は約5~10cmで、4枚の薄いしわの寄った和紙のような花びらが特徴です。品種によっては八重咲のものもあります。

ヒナゲシの開花時期

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ヒナゲシの開花時期は、4~6月ごろです。ヒナゲシの花は開くと3~4日でしぼんでしまいますが、蕾が次々に出てくるので長く花を楽しむことができます。日本には全国各地にヒナゲシの名所があります。開花時期である4~6月ごろは外気が気持ちいい季節なので、ぜひ足を運んでヒナゲシを楽しんでみてください。

葉・茎の特徴

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ヒナゲシの根生葉はロゼット状に生え、寒い季節は根生葉だけで過ごします。茎葉は長楕円形で交互に生え、羽状に深く裂けて葉の縁がギザギザになっており、全体に粗毛が生えているのが特徴です。草丈は約20~80cmで、少しうねっている茎には全体に粗毛が生えています。茎は上部で枝分かれし、1本の茎に1つの蕾を付けます。

実・種の特徴

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ヒナゲシの実は壺のような円筒形で、放射状に線の入った蓋が付いています。実の中には小さな種がたくさん入っていて、熟すと実の蓋の部分が破れ散布されます。ヒナゲシの種はこぼれ種でも発芽できるほど生命力が強いのが特徴です。また、蒔かれた場所が育つのに適した環境になるまで休眠する特性も持っています。

毛の役割り

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ヒナゲシの蕾や葉や茎には粗毛がびっしりと生えているのが特徴です。同じケシ科の植物でも、アヘンが採れる危険な種類のものには毛が生えていません。ヒナゲシの毛には、水分が蕾などに残ることで発生するカビや病気、またアブラムシなどの害虫から身を守るという役割があります。

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ヒナゲシの植え方

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