多年草とは?その種類や特徴と代表品種9種を紹介!宿根草との違いは?

多年草とは?その種類や特徴と代表品種9種を紹介!宿根草との違いは?

『多年草』は、草本性植物に分類され、季節をまたぎ数年に渡り同じ株から草花を咲かせる植物のことです。育てやすくほったらかしでも増えるので、毎年庭をにぎやかに彩ってくれますよ。さまざまな種類がある多年草について種類や特徴、増やし方のポイントなどをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.多年草とはどんな植物?
  2. 2.多年草の人気代表種(合計9種を紹介)
  3. 3.多年草の花 人気代表種3選
  4. 4.多年草の草 人気代表種3選
  5. 5.多年草のハーブ 人気代表種3選
  6. 6.多年草の木質化
  7. 7.多年草の育て方のポイント
  8. 8.まとめ

多年草とはどんな植物?

出典:BOTANICA

『多年草』は茎と葉をもち、その部分が木のように硬くならない草本性の植物に分類されます。季節をまたぎ、数年に渡り同じ株から草花を咲かせるのが特徴で、時には『多年草』や『宿根草』と呼び方が分けられます。ふたつにはどんな違いがあるのか疑問に思いませんか?今回は綺麗な草花を毎年楽しませてくれ、ほったらかしでも増える多年草について種類や特徴、増やし方などご紹介していきます。

多年草と宿根草の違い

一般的に植物が育つのに適さない冬の時期に草花を地上に残するものを『多年草』、適した生育期間が終わると地上部分に出ている草花は枯れ、地中の中に根を残し休眠するものを『宿根草』と呼び分けられています。これは園芸をするときに、地上部分が枯れるか枯れないかの違いを区別しやすいように呼び分けられているだけで、『宿根草』は『多年草』の種類なのです。

多年草の中の分類

多年草は宿根草の他にも季節にかかわらず緑を絶やさない『常緑草』に分類することができます。それらをまとめて『多年生植物』と考えると分かりやすいかもしれないですね。

多年草の人気代表種(合計9種を紹介)

出典:BOTANICA
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大型から小型のもの、色の種類もさまざまな花類、庭のアクセントになる草類、香りや食用としても楽しめるハーブ類など、多年草には本当にさまざまな種類があります。『こんな庭で過ごしたい!』というイメージをして、好みの多年草を使った庭づくりができそうですね。次の年にも出てきてくれるので、一度苗や種まきをすれば再度購入しなくてもよい所も魅力的ですね。花類や草類、ハーブ類それぞれの種類の代表的なものをご紹介します。

多年草の花 人気代表種3選

多年草の花①:エキナセア

出典:BOTANICA
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くっきりとした色や、花の形が綺麗なエキナセア。開花期は6〜8月頃で耐寒性は強いですが、耐暑性は中程度です。株分けでは株が大きくなるのに時間がかかるので、たくさん増やしたい場合には種からがおすすめです。

多年草の花②:クレマチス

出典:BOTANICA
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たくさんの品種があり、その数は200種を超えるほどで、小さい花をつけるものや花の形、色の種類が豊富です。開花期もさまざまなので組み合わせによっては一年中クレマチスの花を楽しめるのも魅力のひとつ。直根性の根を持つ品種が多いので植え替えには注意が必要です。

多年草の花③:アスチルベ

出典:BOTANICA
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開花期は品種によって異なりますが5〜9月頃。花全体はほうきの様な形で、小さい花をたくさんつけます。2〜3年に一度土壌を整えるための植え替えをすると生育が順調に進みます。株分けで増えますが、細かく分け過ぎるとなかなか花がつかないので注意が必要です。

多年草の草 人気代表種3選

多年草の草①:ギボウシ

出典:BOTANICA
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葉がとても美くしい多年草です。大型〜小型のもの、葉の班模様もさまざまで、とても豊富な種類がありますよ。種類にもよりますが、春ごろから秋にかけて楽しむことができ、冬には落葉します。耐寒性、耐暑性が強く丈夫で、増やし方は株分けや、種から増やすことができます。

多年草の草②:ディコンドラ(ダイコンドラ)

ディコンドラ

常緑草で、増えるとハート形の小さい葉が密着しながら地面を覆っていきます。丈夫で踏みつけてしまっても枯れません。庭の隙間や緑で覆いたいスペースなどにグランドカバーとしても最適ですよ。降雪地帯では落葉することもありますが、次の年にはまた生えてきてくれます。

多年草の草③:アサギリソウ

ヨモギの仲間で、葉は白銀色で細く柔らかな感触が特徴です。観賞期は3月下旬〜8月下旬頃まで、耐寒性は強いですが、高温多湿を嫌います。増やし方にはさし木や株分けなどがあります。

多年草のハーブ 人気代表種3選

多年草のハーブ①:レモンバーム

レモンバーム
Photo bycocoparisienne

『シトラール』というレモンと同じ香り成分を含み甘く爽やかな香りが楽しめます。乾燥すると匂いがとんでしまうので、よく水洗いし生のまま料理やドリンクなどにも使えますよ。耐寒性、耐暑性が高く日陰でも栽培でき、こぼれ種からどんどん増えるので初心者でも育てやすいハーブです。

多年草のハーブ②:コモンセージ

コモンセージ
Photo byanaterate

爽快感のある強い香りが特徴で、イギリスでは古くから「不老長寿のハーブ」と呼ばれているほど薬効に期待のできるハーブなのです。耐寒性は強いですが、高い湿度と暑さを嫌うので梅雨時期などは水をやりすぎないよう注意が必要です。増やし方には株分けやさし木などがあります。

多年草のハーブ③:オレガノ

出典:BOTANICA
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葉の収穫期は4〜10月頃まで、耐寒性が強く丈夫で6〜8月頃に小さい花も咲かせます。肉料理の臭み消しなどにも使える他、トマトと相性が良くスープなどにして入れるのもおすすめです。種や株分け、さし芽などで増やすことができます。

多年草の木質化

木質化
Photo byMichaelGaida

多年草は草本性の植物ですが、例外として成長する過程で茎部分の質感が木のように変化するものがあります。これは『木質化』という状態です。病気ではありませんが、木質化を放置しておくと生育が悪くなったり葉の部分が枯れてしまったりするので注意が必要です。

木質化する原因

木質化の原因は栽培期間が長いことや、寒さによるものなどさまざまです。放置してしまうと木質化がどんどん進んでしまうので、剪定などの手入れが大切になります。木質化すると言っても茎の太さはあまり変わりません。茎の表面が茶色くなりザラザラとした感触になります。木質化するものにはブルーベリーやローズマリー、アロエ、バジル、ポインセチアやキクなどがあります。

多年草の育て方のポイント

土
Photo byFree-Photos

数年に渡って草花を楽しめる多年草。ほったらかしにしていても増えることや、植え替えを毎年しなくても時期がくると育ってくれるというのも魅力的ですよね。ただ毎年綺麗な草花を見るためには、植え付けのための土作りが大切になります。この部分を十分にしてあげることで、増え方などが変わってくるのです。綺麗な草花をつけるための準備についてご紹介します。

多年草を育てるときの注意

まず、多年草は基本的にほったらかしにしていても、次の年にはまた綺麗な草花を見せてくれるのですが、原産地によっては日本の四季に馴染めず一年で終えてしまうものもあります。多年草と表示があっても原産地や、生育する土地の気候などに注意が必要です。

多年草の植え付け

出典:写真AC
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植え付けで一番大事なのが土作りです。多年草は栄養分が豊富で保水性があり、水はけの良い土壌を好みます。基本的に育てるのは簡単で手のかからない植物ですが、はじめの土作りが十分ではないと草花の成長が遅かったり、株がなかなか増えなかったりと後々に影響が出てしまいます。

土作りの準備期間が大事

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土作りをする際は、植物の植え付け時期の前の季節にしておくのが最適です。栄養分、保水性UPには有機物を含んだ腐葉土を、pHの調整には石灰などを使います。土が酸性かアルカリ性かのpH値を知っておくと、植物にあった土作りができるので育成の失敗がしづらくなりますよ。雑草などがある場合は栄養分などを取られてしまうので取り除きましょう。

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まとめ

出典:BOTANICA
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草本性の植物、『多年草』の種類や特徴などご紹介していきましたがいかがでしたか?大型のものから小型のもの、草丈などさまざまな種類があるので、好みや庭のイメージにピッタリなものを探すのも楽しみのひとつですね。原産地が日本でない場合や、降雪地帯に住んでいる場合などは耐寒性や耐暑性などに気をつけてみましょう。多年草は手がかからず、一度植えると同じ時期に生えてきてくれるので、季節を知らせてくれる植物でもありますね。

maruko
ライター

maruko

ベランダにはバジル、大葉、ディル、トマトが育っています。自分で育てた野菜で作る料理はさらに美味しく感じますね。

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