レンギョウ(連翹)の剪定方法
レンギョウの剪定をする時期や仕立て方について解説します。
剪定の時期
レンギョウは枝にびっしりと花が咲き、花が咲き終わると実をつけます。枝が長く伸びるという特性があるので、そのままにしておくと垂れ下がり見た目が悪くなります。群生するという特性もあるので、定期的に剪定が必要です。剪定の時期は、12月~3月と梅雨の季節より少し早い5月の2回行います。
剪定の仕方
12月~3月は、伸びた枝や増えすぎた枝を整理しましょう。梅雨が来る前の5月あたりには、風通しをよくするために軽く剪定します。伸びて太くなりそうな枝があるなら、ついでに剪定しておくと安心です。剪定するといっても、きっちりと長さを揃える必要はありません。ランダムに全体のバランスを見てまとまりよく仕立てます。
レンギョウ(連翹)の増やし方
レンギョウの増やし方とポイントを紹介します。
挿し木
増やし方は挿し木という手法を用います。増やし方としては、枝を20cm前後の挿し穂に切ります。用土に挿す為に半分より下の葉は取り除いておきます。余分な葉を取り除くと、葉から蒸散する水分を減らし負担を軽減できるというメリットが生まれます。
挿し木をする前に挿し穂の先端を斜めにカットして、数時間水に浸け水を吸わせましょう。十分に水を吸ったら用土に挿して根づくのを待ちます。増やし方は簡単ですが、落ち着くまでは水を切らさないよう心がけてください。
ボタニ子
挿し木の時期
増やし方は簡単でも、挿し木にベストな時期を選ぶ事が大切です。挿し木には年に2回のチャンスがあるので、都合のいい時期を選んでください。おすすめは4月・6月~7月です。4月に挿し木するなら、前年で伸びた枝を挿し穂にします。6月~7月に挿し木をするなら、その年に伸びた枝を選んでください。成功すれば、次の春にはきれいな花が咲きます。
レンギョウ(連翹)の害虫・病気対策
レンギョウには害虫が付く事もあれば、病気にかかる事もあります。もしそうなっても対処法を知っておくと安心です。害虫や病気の紹介と対処法を紹介しますので、参考にしてください。
注意したい害虫や病気
カイガラムシ
レンギョウにはカイガラムシが付きやすいので注意しましょう。季節は春~夏にかけて発生し、カイガラムシの幼虫なら薬剤で駆除できますが、成虫のカイガラムシは硬い殻を纏うので薬剤が効きません。成虫は歯ブラシで根気よく落としていきます。冬の間に石灰硫黄剤やマシン油乳剤を塗っておくと予防になります。
アオバハゴロモ
レンギョウの樹液を吸う害虫です。特に大きな被害はないものの、害虫ですので駆除しておきたいところです。枝を揺らせば逃げますが、すぐに元の場所に戻ってきます。その年に伸びた枝のみに発生するので、枝を切ってしまうのも対策になります。
うどんこ病
うどんこ病は葉に白いカビが生えたようになる病気です。落ち葉や土に存在する糸状菌が風に飛ばされ葉に付くのが原因です。5月~11月に発生しやすく、一度発生すると繁殖します。うどんこ病は放っておいても自然に消えますが、光合成に影響するので早めに対処しましょう。日が当たる場所を選び風通しをよくすれば予防できます。初期のうどんこ病なら、酢や重曹入りのスプレーで対処できますので試してみてください。
まとめ
レンギョウは初心者にも育てやすく、育て方や増やし方も簡単です。春には色鮮やかな黄色い花を咲かせるので、庭や家の中を華やかにしてくれます。定期的な剪定は必要ですが、きっちりと揃えず気軽にできるのもポイントです。暑さや寒さにも強く、生け垣にも適していますのでぜひ取り入れてみてください。
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レンギョウの増やし方ってとても簡単なんです!ぜひトライしてみてください。