ルクリア(アッサムニオイザクラ)とは?特徴・花言葉や育て方を紹介!

ルクリア(アッサムニオイザクラ)とは?特徴・花言葉や育て方を紹介!

ルクリアは、アッサムニオイザクラとしても親しまれている香りのよい花です。冬に開花するため、花の少ない冬場にも重宝されています。花言葉の意味も花の雰囲気にぴったりで、プレゼントにもおすすめですよ。ルクリアの育て方や増やし方のコツをつかんで、栽培も楽しみましょう。

記事の目次

  1. 1.ルクリア(アッサムニオイザクラ)とは
  2. 2.ルクリアの育て方
  3. 3.ルクリアの植え替え方法
  4. 4.ルクリアの増やし方
  5. 5.まとめ

ルクリア(アッサムニオイザクラ)とは

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アッサムニオイザクラとしても親しまれているルクリアは、ガーデニングにもぴったりの可愛い花を咲かせます。まずは基本情報や特徴・花言葉などを見ていきましょう。

基本情報

Photo by 阿橋花譜 KHQ Flower Guide

分類 花木、庭木
形態 低木~小高木
別名 アッサムニオイザクラ
原産地 ヒマラヤ、中国(雲南省)
草丈 約50~300cm
開花期 11月、12月
花色 白、ピンク
耐寒性 弱い
耐暑性 やや弱い

特徴

Photo by 阿橋花譜 KHQ Flower Guide

原産地はヒマラヤや中国の雲南省

ルクリアは、ヒマラヤの高原や中国の雲南省が原産の常緑低木です。分布している野性種は5種類で、夏は涼しい気候を、冬は暖かい気候を好みます。

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日本には1975年頃に入ってきたといわれ、和名の「アッサムニオイザクラ」としてもよく知られています。この品種は、インド・アッサム地方のカシー高原が原産のルクリア・ピンセアナです。

冬に香りのよい花が咲く

ルクリアは花の少ない冬に咲くため、ガーデニングでも重宝されています。桜の花のような形の花が枝先にかたまって付き、よい香りがするのも特徴です。和名のアッサムニオイザクラは、ルクリアのピンク色が桜を思わせるところからきています。

出典:写真AC

近年は淡いピンクや白色だけでなく、「スイートルビー」のように濃いピンク色の品種なども出回っています。含み咲きで葉の色が濃い「リメイク」のように国内で開発されている品種もあり、さまざまなルクリアが存在しています。

花言葉

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ルクリアは、10月29日と11月16日の誕生花です。ルクリアの花言葉には「優美な人」「しとやか」「清純な心」といった、ルクリアの美しい花をイメージさせるものがあります。また、ルクリアは上品な芳香がするため、「匂い立つ魅力」という花言葉もつけられています。

ルクリアの育て方

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ルクリアの原産地は高原のため、日本のように高温多湿になる場所での育て方には少しコツが必要です。寒さにも弱いですが、ポイントをつかむと冬越しすることもできますよ。

日当たり

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ルクリアは日当たりのよい場所で管理しましょう。しかし、原産地が高原のため、夏の蒸し暑さや冬の寒さが苦手です。夏は半日陰の涼しい場所に、冬は日当たりのよい室内に移動させましょう。

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ルクリアは、日が短くなると花芽ができます。そのため、秋からは日が落ちてから電気に当たらないようにするのもポイントです。秋のあいだは夕方から明け方にかけて、ダンボール箱などをかぶせて短日処理をすることもできます。

置き場所

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ルクリアは季節によって置き場所を変える必要があるため、庭植えには向いていません。鉢植えにして、置き場所を変えながら栽培するのがよいでしょう。多湿を嫌うので、雨には当てないようにします。

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また、地面に直置きすると湿気がこもって根腐れの原因にもなってしまいます。置き場所にスタンドや台を用意して、その上に鉢をのせておくと風通しがよくなりますよ。

水やり

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表土が乾いてきたら、鉢底から水が流れるまでしっかりと水やりをしましょう。しかし、高温多湿に弱いため、夏は水やりを控えめにします。開花期に入る秋から水やりの頻度を上げていきましょう。

肥料

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ルクリアは肥料が不足していると開花しないこともあるため、春(5~6月頃)と秋(9月~11月頃)に肥料を施しましょう。固形の油かすや緩効性化成肥料を与えます。夏に化成肥料を施すと枯れてしまうこともあるので、注意しましょう。

冬越し

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冬越しができれば、ルクリアを多年草として育てることも可能です。しかし、日本の気候で栽培するには少しコツが必要です。霜や北風を避けて、5℃以上の日当たりのよい室内で管理しましょう。冬のあいだに肥料を施す必要はありません。

剪定・切り戻し

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6月に切り戻し作業をします。ルクリアは枝が細いため、切り戻しをしないと直立できなくなり、支柱を立てなければなりません。切り戻し作業をすることで、コンパクトな株を維持できますよ。株元から一節のところで切り戻しましょう。

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秋から冬にかけては樹形を崩さず、枝先を切るだけの弱剪定にとどめておきましょう。花後の種鞘を切り落としておくと、脇芽に栄養が渡って次の花が早く咲き、開花期を長く楽めますよ。花がすべて咲き終わったら、花房をカットします。

病気・害虫対策

花や茎を枯らす灰色カビ病

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花後の花がらを摘まずに残していると、灰色かび病の原因になることがあります。灰色かび病は淡い褐色の病斑ができて、進行すると花や茎が枯れてしまう病気です。花が咲いたあとは花がら摘みをして病気を防ぎましょう。

群れて寄生するアブラムシ

フリー写真素材ぱくたそ

アブラムシは、4月~11月にかけて新芽につきやすい害虫です。繁殖して栄養を奪い、植物を弱らせます。また、すす病の原因になったり、ウイルスに感染したりする恐れもあります。見つけたら早めに、薬剤やブラシなどで駆除しましょう。

夏場に発生しやすいハダニ

ハダニは葉の裏側に寄生します。4月~10月にかけて発生しますが、特に増殖するのは乾燥した夏場です。放っておくと、被害が広がって枯れてしまうこともあります。

Photo byPezibear

ハダニが大量発生したら薬剤で駆除するようにしましょう。数が少なければテープなどではがしたり、同量の牛乳と水をまぜた液体を散布して窒息死させたりすることもできます。

次のページでは、ルクリアの植え替え方法をご紹介します。

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ルクリアの植え替え方法

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