カナメモチの育て方
カナメモチは成長に伴い根が広がり、高さの成長も早いため、植木鉢で育てるのは難しいです。地植えで苗木の植え付けから育てましょう。ここではカナメモチの育て方についてご紹介します。
育て方①水やり
カナメモチは植え付け後から根づくまでは土の表面が乾いたら水やりします。植え付けから数年して根づいたら、雨水のみで問題ないです。ただし雨が降らずに土が乾燥している場合は水やりしましょう。
育て方②用土
カナメモチは乾燥に弱く、粘土質の土壌が生育がよいです。植え付けの1週間前から庭の土を耕し、堆肥と腐葉土を混ぜた水はけのよい用土にします。
育て方③肥料
肥料は寒肥として化成肥料をあたえます。時期は2~3月です。また植え付け時には元肥を施します。新葉が色がよくなるので、肥料は窒素分が少ないものを選びましょう。
育て方④病気・害虫予防
カナメモチの代表的な病気に「ゴマ色斑点病」があります。上の写真のように葉にゴマのような斑点が出る病気です。このような葉を見つけたら葉を除去します。梅雨時期に流行りやすいため、この時期に薬剤で予防しましょう。害虫ではアブラムシなどが出るため、見つけ次第殺虫剤を使用します。
育て方⑤増やし方
挿し木 | 5~7月 |
発根時期 | 9月 |
カナメモチは挿し木で増やします。時期は5~7月です。下の部分の葉を取り除き、水揚げした後に、挿し木用の用土に挿します。直射日光のあたらない場所で用土が乾燥しないように管理します。剪定する時に挿し木用に枝を切ってもよいでしょう。9月頃に発根したら成功です。
カナメモチの育て方
- 乾燥時と植え付け後には水やりする
- 乾燥を嫌うので、粘土質な用土にする
- 寒肥として2~3月に追肥する
- ゴマ色斑点病やアブラムシなどの病害虫の予防をする
- 挿し木で増やす
ボタニ子
このあとは、カナメモチの植え方と剪定について管理のコツをまとめています。
出典:写真AC