ぬか漬け野菜のレシピ
ぬか漬けに合う野菜や作るときのコツについて紹介してきました。ここからは、いくつかのレシピを紹介します。レシピどおりに作れたら、自分なりにアレンジを加えてみるのも面白いでしょう。ここでは、ぬか床がすでにあると仮定して進めます。
きゅうりのぬか漬けレシピ
まずは、定番の野菜であるきゅうりのぬか漬けレシピを紹介します。作り方は難しくないので、いつでも簡単に美味しいきゅうりのぬか漬けを作れます。
切り方と漬け方
きゅうりは、洗ってから両端を切り落とします。切り落としたら、塩を薄めにふりかけて転がしながら馴染ませてください。後は、全体がぬかに漬かるようにぬかをかけることがポイントです。しっかりとぬかをつけることで、味を染み込ませやすくなります。
期間
漬ける期間は、常温なら約3~5時間、冷蔵庫なら半日~1日程度です。とはいえ、これはあくまできゅうりを1本まるごと漬けた際の基準のため、半分に切って漬けるなら同じく半分程度の時間で十分でしょう。また、味を濃くするなら漬ける期間を長めにしてもよいでしょう。自分の好みに合わせて時間を設定してみてください。
大根のぬか漬けレシピ
次に、大根のレシピを紹介していきます。サイズが大きいため、漬ける前の準備はしっかりと行う必要があるため、作るときはよく確認しておきましょう。
切り方と漬け方
大根をぬか漬けにする場合、丸ごと1本では大きすぎて時間がかかりすぎてしまいます。大きな樽などがあれば丸ごと1本でもよいですが、そうでなければ入れる容器に合わせた切り方をしましょう。ここでは半分に切ったと仮定して、切った大根に塩を薄くふり、転がして馴染ませます。後は、ぬかを全体にかかるようにして漬けてください。大根の葉があるなら、適度な大きさに切り、実と同じように漬けましょう。
期間
漬ける期間は、常温で半日~1日程度、冷蔵庫なら1~3日程度です。きゅうりと同じで、味を濃くしたい場合は漬け込み期間を長くすればよいので、自分の好み合わせて調整してみてください。大根の葉に関しても、同じように漬けておけばよいですが、葉は実より味が染み込みやすいので、常温で約5時間、冷蔵庫なら半日~1日で様子を見てください。
味の調整
今回のレシピは、あくまで基本として覚えておいてください。後は、好みの味に調整するために漬ける期間を長くしたり短くしたりします。材料をどれだけ使うかによっても漬ける期間は違うため、自分だけのオリジナルを作るつもりで工夫を加えることが重要だと覚えておきましょう。
ぬか床作り
ぬか漬けは、すでに作られたぬか床を購入すればすぐに作ることが可能です。しかし、人によってはぬか床を作ってみたいという人もいるため、次はぬか床に必要な材料と作り方についても紹介していきます。
用意する材料
まず、材料を揃えていきましょう。準備するものは以下のとおりです。
生ぬか | 約1kg |
塩 | 130g |
水 | 1L |
唐辛子 | 約150g |
山椒 | 少々 |
捨て漬け野菜 | キャベツ、にんじん、白菜etc |
味付けによって分量は上下しますが、今回は、この分量を基準にしてぬか床をつくっていきましょう。入れ物容器は材料が入る大きさのものを選んでください。
手順
次に手順を紹介します。
- 容器にぬかと水を入れて混ぜ合わせる(味噌の状態くらいが基準)
- ぬかに水がある程度馴染んだら、塩と唐辛子、山椒を加えてさらに混ぜる
- ぬか床を発酵させるために、捨て漬け野菜をぬか床に入れる
- 捨て漬け野菜の上にぬかを被せて、手で押す
- 捨て漬け野菜は5日に一回交換し、捨てる前に汁を絞ってぬかに落として混ぜる(捨て漬け野菜は約半月で終了)
- 1日2回、底から混ぜる(これを約10日間)
- 10日間経ったら、1日1回混ぜてさらに20日間でほぼ完成
日々のお手入れ
ぬか床は、野菜の水分などを吸って湿り気が多くなることがあります。しかし、足しぬかをすることで、ある程度ぬかを維持することが可能です。足しぬかは塩とぬかを追加で入れる作業であり、基本はぬかをカップ一杯、塩小さじ一杯と覚えてください。後は量を適宜調整することになります。最初のぬか床の状態を事前に覚えておけば、一定の状態をキープしやすいです。
まとめ
ぬか漬けにおすすめの野菜や、作り方などを紹介しました。ぬか漬けは簡単に作れる優れものです。また、独自のぬか床を作ることもでき、作り方によっては、誰よりも美味しいぬか漬けを開発することもできます。美味しい野菜をさらに美味しく食べるためにも、ぜひ挑戦してみてください。