アルケミラ・モリス(レディースマントル)とは
アルケミラ・モリスは、小さい花が集まっていて、全体的に黄緑色をしている植物です。花をよく見ると星型をしています。葉にはふわふわした短毛があり、水滴をはじいて日光に反射することで、より花姿が美しく見えます。
科名 | バラ科 |
属名 | ハゴロモグサ属 |
学名 | Alchemilla vulgaris L |
英名 | レディースマントル |
和名 | 西洋羽衣草 |
原産地 | ヨーロッパ東部、アフリカ |
名前の由来
「アルケミラ」は、「小さな魔法のようなもの」という意味のアラブ語で、「モリス」は「軟毛」という意味のラテン語です。この品種は、昔から薬用として使われていたことと、葉の上に溜まる水滴が水晶のようだということが由来しています。「レディースマントル」とも呼ばれていて、葉のかたちが「聖母マリアのマント(レディースマントル)」と例えられて、この別名がつけられました。
開花時期
アルケミラ・モリスの開花時期は、5月~6月の間です。草丈は約50cmほどで、空に向かってまっすぐ伸びます。
花言葉
アルケミラ・モリスの花言葉は「輝き」「献身的な愛」「初恋」です。雨や朝露によって輝く花姿や、小さく密集した花の様子から、この花言葉がつけられました。
アルケミラ・モリスの特徴
アルケミラ・モリスのもつ神秘的な魅力は、魔力を秘めていると考えられてきました。そのことから、葉に溜まった雫を飲んだり、化粧水として使用されたりした歴史があります。
薬用・ハーブ
女性がアルケミラ・モリスの葉に溜まった雫を飲むと、女性の月経周期をよくしたり、若さを保てたりするとされてきました。また、お湯の中に葉を入れて煮出したものを化粧水のように使われていたこともあるようです。ハーブティーにも用いられており「女性たちのよき友」と呼ばれていました。
ボタニ子
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