ルイボスとは?植物としての特徴・自生地や葉の利用のされ方を解説!

ルイボスとは?植物としての特徴・自生地や葉の利用のされ方を解説!

南アフリカ原産の貴重な植物ルイボスについてまとめました。「奇跡のお茶」と呼ばれる、赤い水食が特徴のルイボスティーの原料となる植物です。この記事では、ルイボスティーの歴史、おいしい煮出し方、女性にも男性にもうれしい栄養と体への効能などについて詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.植物としてのルイボスの特徴
  2. 2.ルイボスティーとは
  3. 3.ルイボスティーの入れ方
  4. 4.ルイボスティーの成分と効果
  5. 5.まとめ

ルイボスティーとは

葉の利用方法としては、ルイボス葉を乾燥させてルイボスティーと呼ばれるハーブティーにすることが一般的です。ブッシュティー、レッドブッシュティーなどという名前で呼ばれることもあります。このルイボスティーとその利用法についてご紹介しましょう。

歴史

1000年以上の歴史を持つ紅茶や緑茶と比較すると、ルイボスティーの歴史は300年ほどなので歴史としては浅いです。しかし、アフリカでは何世代にもわたって親しまれ、ヨーロッパの国々では100年以上の歴史を持ちます。ルイボスティーが日本に紹介されたのは1990年代以降で、現在ではスーパーの棚にも並ぶようになりました。

生産量

ルイボスの生息地であるセダルバーグの人々は、何百年もの間その地域で自生しているルイボスを収穫し利用してきました。世界で唯一のルイボス生産国である南アフリカ共和国は年間約15,000トンを生産し、ドイツなどのヨーロッパの国々や日本を含む世界30カ国以上に輸出しています。

赤いルイボスティーの加工方法

出典:写真AC

ルイボスティーは、紅茶と同様の方法で収穫、加工されます。ルイボスの葉を手で摘み、発酵を促進するために葉を傷つけたり切断したりする作業を行います。葉や茎を酸素に触れさせることで発酵を促し、美しい赤色と甘く豊かな風味を引き出すのです。

グリーンルイボスティーの加工方法

出典:写真AC

グリーンルイボスティーと呼ばれる酸化の少ないお茶の加工方法は、発酵の代わりに蒸すという行程が加わります。その後乾燥させるとわずかに緑色が残り、風味は草っぽく青々しい味が特徴のお茶になります。生産量が少ないので、一般的にグリーンルイボスティーの価格は赤いルイボスティーに比べて高価です。

等級

出典:写真AC

ルイボスの茶葉は、紅茶のように葉と茎の含有量によって等級分けされます。グレードの高い茶葉は茎や粉が少なく、風味の豊かさと水色の美しさによって評価されます。葉の含有量が多いほど風味が濃厚で、ほこりっぽい後味を感じなくなります。品質の良いルイボスティーは大部分が輸出され、本国南アフリカで手に入れることは困難です。

体にやさしいお茶

南アフリカ共和国のティータイムでは、ルイボスティーを紅茶のように飲み、ストレートではもちろん、ミルクやお砂糖を加えて飲まれています。ヨーロッパの国々では、カフェインを含まない紅茶の代用品として親しまれています。妊娠中、授乳中のお母さんや赤ちゃんも安心な飲料といわれ、日本でも注目されているのです。

味の特徴

紅茶やほうじ茶にも似た、すっきりして独特の土っぽい香りがあるのがルイボスティーの味の特徴です。清涼感のある後味が、味の濃い食事などにスッキリ感を与えてくれるのでおすすめですよ。苦みを感じるという場合は、お茶の煮出し方次第で味を調整できるので、次のページでご紹介するお茶の入れ方をお試しください。

次のページでは、ルイボスティーの入れ方、成分と効果をご紹介します。

ルイボスティーの入れ方

次のページ

ルイボスティーの成分と効果

関連記事

Article Ranking