鴨梨(ヤーリー)ってどんな果物?特徴は?
中国梨の1種で、熟すと皮が黄色くなり、所々に斑点がついているのが特徴です。ヤーリーは「果汁」「鉄分」「ミネラル」「ビタミン」がたくさん含まれてて、気管を潤したいときなどにもよく利用されてきました。健康によい果物ヤーリーの味や特徴について解説していきたいと思います。
鴨梨(ヤーリー)の基本情報
学名 | Pyrus serotina |
英語表記 | japanese pears |
漢字表記 | 鴨梨 |
別名 | 白い梨、香り梨 |
科・属 | バラ科ナシ属 |
生産地 | 岡山県 |
収穫時期 | 9月~10月 |
ヤーリーは岡山県の名産
ヤーリーは岡山県でしか生産されていない希少な果物です。岡山県以外では、ヤーリーを手に入れることは厳しい状況になっています。県外の人でヤーリーをほしいと思ってる方は、ネット通販を利用してみてください。
鴨梨(ヤーリー)の歴史
中国梨の1種であるヤーリーは、中国の東北地区が原産の「ホクシヤマナシ」と「ヤマナシ」が交雑して改良されたものです。明治時代から日本でも本格的に栽培されるようになりました。でもそれよりも前に、山口県には中国梨の木はあったといわれています。
名前の由来について
ヤーリーは、豊水(ほうすい)・新高(にいたか)・愛宕(あたご)のように丸い形ではなく、先端部分が少しとがっています。その形が鴨の頭の形と似ていることから、ヤーリーといわれるようになりました。
鴨梨(ヤーリー)の見分け方
ヤーリーは「香りが強い」「張りがある」「熟すと皮が黄色になる」といった特徴があります。この3つの特徴を覚えれば、容易に見分けることが可能です。
鴨梨(ヤーリー)の旬な時期について
11月下旬~12月下旬ごろがヤーリーの旬な時期といわれています。時期的にお歳暮でヤーリーを贈る人も多いです。最も旬な時期の果物を相手に贈ることができるので、ヤーリーはお歳暮に推奨されています。
鴨梨(ヤーリー)は完熟してから食べるのがよい
「皮が黄色になっている」「香りが強い」「実が柔らかい」この3つの条件がそろったら完熟している証拠です。熟す前のヤーリーはどうしても風味が落ちてしまうので、この状態になるまで待ってから食べるようにしましょう。
鴨梨(ヤーリー)保存方法について
鴨梨(ヤーリー)は常温で保存しよう
逆に「皮の色があまり黄色ではない」「香りが弱い」「実が固い」場合は、まだしっかりと熟されてない証拠です。もしそのようなヤーリーに遭遇した場合は、常温で置いておくようにしましょう。完熟したら、3時間ほど冷蔵庫で保存をしてから食べてください。そうすれば、最もおいしい旬なヤーリーを食べることができます。
ヤーリーの保存方法
- 完熟するまで常温で置いておく
- 完熟したら3時間ほど冷蔵庫で冷やす
- 完熟状態で放置すると傷むので、熟したらすぐに食べる
ボタニ子
次ページからはヤーリーの味や香りについて紹介します!
出典:O-DAN Pixabay