ヘリオトロープとは？ハーブとしての種類や香りなどの特徴をご紹介！

ヘリオトロープの花から漂う甘い香りは、まるでバニラです。別名の「チェリーパイ」は、その甘い香りが由来です。開花したヘリオトロープは、置くだけで香りを楽しめるハーブとして親しまれています。またヘリオトロープの香りは香水や石鹸の原材料としても利用されており、自宅で切り戻しした花は、ドライフラワーにしてポプリやサシェとしても活用できます。

ヘリオトロープは、花から精油を抽出できるほどの芳醇な香りがあります。しかしながら、ヘリオトロープの天然の精油をとることは、非常に難しいといわれています。抽出が技術的に難しいため、お店で見かけるヘリオトロープの精油は人工的に合成されたものがほとんどです。天然の精油はセラピーとしての利用ではなく、香水として扱われることが大半の希少な精油です。

ハーブとしても活用されるヘリオトロープのバニラのような甘い香りには、頭痛やストレスの緩和などのリラックス効果が期待されます。また、ざわつく心を落ち着かせてくれる効果もあるといわれています。フローラルの香りともよく合い、ほかの花と取り合わせても違和感がありません。お疲れの人へのプレゼントとしても喜ばれるでしょう。

ヘリオトロープは花の咲きはじめが最も香りが強いです。開花後は、徐々に香りが薄れていくという特徴があります。ドライフラワーとしてポプリやサシェとして活用する場合は、咲きはじめの早いタイミングで摘むとよいでしょう。

ヘリオトロープは観賞するだけでなく、ハーブとして花から香りを楽しめる植物です。切り花として飾ったり、ドライフラワーでポプリを作ったりするのもおすすめです。ぜひご自宅のハーブとして、芳醇な甘い香りを堪能しながら育ててみてください。