アフェランドラの基本的な管理方法
ここからはアフェランドラの基本的な管理方法をご紹介します。アフェランドラは増やし方も簡単で育てやすい植物ですが、きれいで元気な姿を保つためにいくつかのポイントをおさえましょう。難しくないので、ぜひ実践してみてください。
置き場所
春〜夏のあいだの暑い季節の時は、明るい日陰に置き、涼しくなるよう管理してあげてください。耐寒性が少し低いので、秋〜冬にかけた肌寒い季節の間は、日光がたくさんあたる場所に置き、暖かくなるようにしましょう。日照不足になると、花が咲きにくくなったり、葉が弱ってしまう可能性があるので、1年を通して直射日光を避けた明るいところに置くのがおすすめです。
温度
健全に育てるためには13度〜15度くらいがベストだと言われています。株が生き残るには7度〜8度程度必要なので、それを下回ってしまうと枯れてしまいます。寒さに弱いため、冬越えのときは栽培環境が10度以上になるよう気をつけてください。夏は屋外で育てることもできますが、強い日射しにあてすぎると葉焼けという植物のやけどをしてしまうので注意しましょう。
植え替え
根が鉢の中いっぱいになったら大きめの鉢に植え替えをしましょう。5月〜7月の花が咲き終わったあとがベストな時期になります。また、アフェランドラは高温性の植物なので、寒い季節に花が咲き終わった場合、適した植え替え時期が来るまで待つことをおすすめします。
茎を3節ほど残し剪定バサミなとで切り戻したあとに、鉢から取り出し、周りの土を軽く落とします。そして、新しい土で一回り大きな鉢に植え替えましょう。ポイントとして、植え替えの時に花がまだ残っている場合は、あまり土を崩さないよう気をつけましょう。植え替え後、だいたい4か月ほどで開花するでしょう。
水やり
アフェランドラの生育期は春〜秋になります。そのため、その間は土の表面が乾いた時にたっぷりと水やりをしましょう。とくに夏は毎日水やりしても大丈夫です。気温が下がると成長も穏やかになるので、冬の間は水を与える回数を減らし、乾燥気味にします。しかし、湿度の高い環境が好きなので、定期的に葉には散水してあげてください。
肥料
アフェランドラは他の植物に比べ、あまりたくさんの肥料は必要無いため、手軽に栽培できる植物です。しかし、全く与えないと葉の色が悪くなり観賞価値が落ちてしまいます。そのため、すぐに効果がでる暖効性化成肥料を置き肥として与えるといいでしょう。また、生育期の間は固形肥料を2ヶ月に1回ほど与え、液体肥料の場合は薄めたものを月2程度で与えましょう。
アフェランドラの増やし方
アフェランドラは挿し木で増やすことができます。挿し木に適した時期は5月〜8月です。
- 剪定バサミなとで茎を1節分切り取る。
- 葉からの水分の蒸発を防ぎ、根を出やすくするために葉も半分に切る。
- 挿し木する前に水につける。
- 最後に挿すときに川砂や鹿沼土など軽石を使うとよい。
注意すべき点
比較的育てやすいアフェランドラですが、健全な成長を邪魔する天敵がいます。そうさせないために、気をつけておかなければいけない点があります。
病気
春から秋にかけて病気にかかりやすくなります。特に、うどんこ病には気をつけましょう。うどんこ病とは葉の表面に白いカビがはえる病気のことです。放っておくと葉が弱り、他の植物にも菌が移ってしまいます。初期段階であれば薬剤で抑えることが出来ますが、悪化すると切り取らなければいけなくなるので、見つけたらすぐに除去してください。1度発症すると、その部分が回復することはありません。日頃から葉裏にも水をかけてあげて湿度を高め、病気を防ぎましょう。
害虫
厄介なことに、年間を通してハダニやアブラムシ、カイガラムシなどが発生します。ハダニは葉の裏に着きやすく、アブラムシは茎につきます。放置しておくとすぐに増えてしまうので、薬剤を散布し駆使しましょう。カイガラムシは薬剤が効きにくいので、見つけたら歯ブラシなどで擦り落とすといいです。どの害虫もアフェランドラの成長を妨げるので見つけ次第早めに防除してください。
まとめ
いかがだったでしょうか!アフェランドラの特徴、種類や育て方だけでなく増やし方もご紹介しました。葉自体が持つ美しさから花が咲き終わったあとでも楽しめるので、あなたもその魅力にあっという間にはまってしまうでしょう。花言葉を組み合わせてすてきな花束をプレゼントしてみてもいいですね。異なる色を同じ鉢で寄せ植えしてみたり、自分だけのインテリアを楽しんでみてください。
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アフェランドラを守るため、病気や害虫を見つけたら早期対応を!