チェッカーベリーとは?特徴や育て方を紹介!寄せ植えにもおすすめ?

チェッカーベリーとは?特徴や育て方を紹介!寄せ植えにもおすすめ?

赤い実と、緑の葉のコントラストが美しいチェッカーベリーは、花の少ない時期を彩ってくれる植物として人気があります。鉢植えはもちろん、寄せ植えやグランドカバーとしても活躍しますよ。チェッカーベリーの特徴や育て方について詳しく見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.チェッカーベリーとは
  2. 2.チェッカーベリーの特徴
  3. 3.チェッカベリーの育て方
  4. 4.チェッカーベリーの増やし方
  5. 5.チェッカーベリーの寄せ植えアレンジ例3選
  6. 6.チェッカーベリーのかわいらしい実を楽しもう

チェッカーベリーとは

出典:写真AC

チェッカベリーは鮮やかな赤い実をつける植物です。耐寒性が強く、花の少ない冬の時期の寄せ植えやグランドカバーとして人気があります。初夏にはかわいらしい花をつけ、一年を通して楽しめる植物です。

基本情報

学名 Gaultheria procumbens
科名 ツツジ科
属名 シラタマノキ
和名 オウミコウジ
原産地 アメリカ東部
形態 低木
草丈 約20cm
開花期 6~7月
観賞期 11~3月
耐暑性 普通
耐寒性 強い

花言葉

チェッカーベリーの花言葉は「不老不死」「明日の幸福」「好奇心」です。どれも前向きな花言葉といえますね。また、チェッカーベリーはお正月の縁起物としても扱われます。ポジティブな花言葉を添えて、年始の贈り物にするのもよいでしょう。

寄せ植えにもおすすめ

出典:写真AC

チェッカーベリーは鉢植えはもちろんのこと、地植えでグランドカバーとして利用できます。高さ20cm程度で茂る姿は、一般的な草花とは違った雰囲気が味わえます。また、赤い実と葉のコントラストを活かして、冬の時期の寄せ植えにも最適です。

チェッカーベリーの特徴

果実の特徴

11月~2月ごろ、チェッカーベリーは小さな赤い実をつけます。なかにはピンクに色づく種類もあります。名前に「ベリー」とあり、見た目もベリー類に似ていますが、食べられません。チェッカーベリーの実には「サリチル酸メチル」という物質が含まれており、独特のにおいと味がします。観賞用として栽培しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

ピンク色の実は「ピーチベリー」という品種です。ほんのりピンク色がかわいらしいよ!

花の特徴

実のかわいらしさで知られるチェッカーベリーですが、花も愛らしいのが特徴です。白く小さな花は、スズランのように釣り鐘型です。たわわに咲く姿はガーデナーにも人気があります。

葉の特徴

チェッカーベリーの葉は、光沢のある緑色です。冬にかけて気温が下がってくると、少しずつ赤銅色に色づいてきます。赤い実だけでなく、葉の美しさも魅力です。

チェッカベリーの育て方

出典:写真AC

チェッカーベリーは病気や害虫に強く、育てやすい植物です。ポイントさえ押さえれば、ガーデニング初心者の方でも育てられます。

育て方①栽培環境

チェッカーベリーは直射日光を嫌い、乾燥に弱いため半日陰の場所に置きましょう。屋外であれば軒下やほかの植物の陰になるような場所が適しています。耐寒性があり、関東以西であれば、一年を通して屋外でも問題なく育ちます。室内であれば、カーテン越しの柔らかい光が当たる場所に置いてください。

開花期は屋外に

チェッカーベリーの赤い実を楽しむためには、受粉させる必要があります。普段室内で育てている場合でも、6月~7月の開花期には屋外に出しましょう。ハチなどの昆虫が、受粉を手助けします。

ボタニ子

ボタニ子

室内で育てるなら、人工的に受粉するのもあり。細くて柔らかい筆や綿棒を花の中に優しくいれてね!受粉を助けるよ!

地植えの場合

チェッカーベリーを地植えにする場合は、ほかの庭木の陰になるような場所に植えてください。鉢植えと違い移動できないため、季節ごとの日当たりを考慮する必要があります。また、耐陰性が強いため、ほかの植物が育ちにくい場所でのグランドカバーとして使用するのもおすすめです。

育て方②用土・肥料

用土

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チェッカーベリーは水はけのよい、弱酸性の土壌を好みます。一般的な草花用の土ではなく、弱酸性のブルーベリー用の土を利用するのがおすすめです。自分で配合する場合は、赤玉土2:腐葉土1:ピートモス1の割合で混ぜましょう。

肥料

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生育期の4~6月ごろに、緩効性肥料を株元に与えましょう。液体肥料の場合は、水やりもかねて週に1回程度与えてください。生育期にしっかりと肥料を与えることで、実がつきやすくなります。

育て方③植え替え・植え付け

チェッカーベリーは地下茎で増えます。定期的に植え替えないと、根詰まりを起こして生育不良を起こすため、2~3年に1回は植え替えてください。また、鉢底から根が出ているような場合は早めに植え替えが必要です。

時期

植え替えや植え付けをする時期は、3~5月ごろが適しています。10月ごろでも可能ですが、タイミングが遅れると十分に根が活着する前に冬を迎えてしまうため、注意が必要です。

植え替え方法

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古い鉢から株を抜いたら根鉢を崩し、古い土を落とします。チェッカーベリーは地下茎で増えるため、あまり混み入っているようであれば根を切り分けて整理してください。一回り大きな鉢に用土を入れ、苗を植えたら最後に水やりをして、根の活着を促します。

植え付け方法

植え付ける苗よりも一回り大きな穴を掘り上げ、その土にピートモスや、腐葉土を混ぜ合わせます。混ぜた土を少し戻して苗を仮置きし、さらに残りの土で穴を埋めます。最後に水やりをして完了です。

育て方④日々の手入れ

チェッカーベリーは病気や害虫に強く、それほど手入れの必要がない植物です。日々の手入れは水やりをするくらいで、水やり以外は1年に1回剪定をして樹形を整える程度です。

水やり

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チェッカーベリーは乾燥に弱いので、一年を通して土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。地植えの場合は基本的に降雨だけで問題ありませんが、あまりに晴天が続く場合は水やりをして乾燥を防いでください。

剪定

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年に1回、春先に剪定をしましょう。風通しが悪くなると病気や害虫の被害にあいやすくなってしまいます。古い枝を剪定して風通しをよくしてください。剪定時は、新しい枝は残して、古くなった枝から切り落とします。また、落ちずに残っている実があれば剪定時に採ってしまいましょう。

次のページでは、チェッカーベリーの増やし方をご紹介します。

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チェッカーベリーの増やし方

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