チェッカーベリーの増やし方
チェッカーベリーの主な増やし方は、実生と挿し木です。特に挿し木は発根率も高く、手軽に行えまるため、初心者の方にもおすすめです。一度にたくさん増やしたい方は実生に挑戦してみてください。
増やし方①実生
種の採り方
十分に熟したチェッカーベリーの果実をつぶし、中の種子を取り出します。種子は非常に小さいため、慎重に作業しましょう。乾燥すると発芽率が落ちてしまいます。すぐにまかない場合は、湿らせたキッチンペーパーなどに包んで冷暗所で保管しましょう。
種のまき方
育苗ポットに市販の種まき用土かピートモスを入れ、あらかじめ土を湿らせておきます。種まき後に水やりをすると、種子が流れてしまうため注意が必要です。つまようじなどを使って、種子が重ならないようにまいていきましょう。乾燥しないように、鉢にラップをかけ、直射日光を避けて発芽を待ちます。
種まき後の管理
種まき後、1カ月ほどで発芽します。発芽後はラップを外し、半日陰に置いて管理しましょう。発芽直後は乾燥に弱いため、水を張った器に鉢ごと浸す「腰水」で水を与えると効果的です。腰水であれば、毎日水やりをする手間もなく、水やりを忘れて乾燥させてしまうこともありません。
鉢上げ
チェッカーベリーが3cmほどに成長したら、1株ずつ鉢上げをします。育苗ポットから苗を抜いて、根回りをきれいにし、親株と同じ用土を入れた鉢に植え付けましょう。幼苗は乾燥はもちろん寒さにも弱いため、夏場は直射日光を避け、冬場は霜の当たらない場所で管理してください。
増やし方②挿し木
挿し木の準備
春~初夏にかけて、芽吹く前の枝を5~6cmほどの長さで剪定します。水分の蒸散を抑えるために葉を半分にカットし、数時間程度水に浸けて吸水させます。切り口に発根促進剤を添加するのも効果的です。
挿し木の仕方
市販の挿し木用土か、鹿沼土を鉢に入れ、あらかじめ水やりをしておきます。割りばしで穴をあけて、挿し穂を挿し、土を押さえて植え付けます。日陰に置いて発根を待ちましょう。
挿し木後の管理
挿し木後、1~2カ月ほどで発根します。発根までは土が乾燥しないように定期的に水やりをしてください。十分に発根すると、挿し穂を指で引っ張ってもグラつかないようになります。通常の用土を入れた鉢に鉢上げし、親株と同じように管理をしましょう。
チェッカーベリーの寄せ植えアレンジ例3選
アレンジ①ポインセチアと寄せ植え
ポインセチアとの寄せ植えは、クリスマスムード満点です。赤と緑をメインにした寄せ植えなら、初心者でもチャレンジしやすいですよ。ヒイラギをポイント使いすれば、よりクリスマスらしい雰囲気が漂います。
アレンジ②シクラメンと寄せ植え
冬の花で知られているミニシクラメンも、寄せ植えにぴったりの植物です。チェッカーベリーと同じ赤色もかわいらしいですが、白のシクラメンでコントラストをつけるのもおすすめです。シンプルな寄せ植えの場合は、鉢にこだわってみましょう。
アレンジ③ビオラと寄せ植え
春まで花もちするビオラとチェッカーベリーの寄せ植えもおしゃれです。ビオラは花色が豊富で、好みの色を選べるのも魅力です。複数の鉢を用意して、さまざまな花色のビオラとチェッカーベリーを寄せ植えするのもよいでしょう。
チェッカーベリーのかわいらしい実を楽しもう
チェッカーベリーを育てるのは難しくありません。日当たりが悪い場所でも育てられるため、初心者の方にもおすすめです。花が少なくなる冬に、鮮やか実をつけてくれるのも嬉しいですね。ガーデンを彩るチェッカーベリーの栽培に、ぜひチャレンジしてみてください。
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出典:写真AC