カレープラントとは?
カレープラントは、カレーのようなにおいがする多年草であり低木でもあります。ハーブや観葉植物としての人気の高い植物で、葉の色からシルバーガーデンなどにも利用されています。
基本情報
学名 | Helichrysum italicum |
分類 | キク科ムギワラギク属の多年草 |
原産地 | 地中海沿岸 |
花期 | 7月~8月 |
花色 | 黄色 |
花の特徴
カレープラントの花期は、夏です。夏に、茎の先端にきいろ黄色の小さな花を密集させて咲かせます。花は、咲いているときから水分をあまり多く含んでおらず、触っただけでも水分が含まれていない感覚がわかります。そのため、乾燥させても黄色の色が残るためドライフラワーに人気です。
長持ちするにおい
カレープラントの花はドライフラワーやポプリに利用されることが多いです。乾燥させた場合でも、においは1年近く持つことが知られています。
葉の特徴
カレープラントの葉は、針のように細い葉です。葉には毛がはえており、他の植物のように緑色はしていません。カレープラントの葉は、銀色で茎も銀色なのでよく目立ちます。何よりの特徴は、触ると葉からカレーのような香りがすることです。乾燥せても、色や形が残りやすいです。
カレーのにおい
カレーのようなにおいがするカレープラントですが、カレーのスパイスには使われていません。しかし、食用として利用できます。食用以外にも虫よけにも利用され、ハーブとしての一面があるのが特徴です。また、特徴のある葉の色やカレーのにおいなどから観葉植物としても扱われています。
ハーブとは?
ハーブとは、生活に役に立つにおいのある植物のことです。カレープラントも、カレーのにおいがあり、芳香や食用として生活の役に立っています。カレープラント以外では、ミントやバジルなどのハーブが有名です。
茎の特徴
カレープラントの茎も葉と同じ色をしていて、触るとカレーの香りがします。また、カレープラントは多年草でありながら、常緑低木でもあるとされています。そのため、根元の茎はまるで樹皮のように木質化しているのが特徴です。高さは、成長しても60cmほどですので、それほど大きくはなりません。乾燥させても、色や形が残りやすいです。
カレープラントの名前の由来
カレープラントは、名前に食べ物であるカレーの名前がついています。ここでは、その由来と別名の由来を紹介します。
カレープラントの由来
カレープラントの名前の由来はそのままです。全草から、カレーのような香りがすることから「カレープラント」と名付けられました。プラントは、英語で植物の意味があるので直訳すると「カレー植物」になります。
イモーテルの由来
「イモーテル」は、カレープラントの別名で知られています。意味は「不滅」です。なぜ、このような別名で呼ばれるようになったかは、カレープラントを乾燥させたときに由来しています。カレープラントは、乾燥させても色が残ります。このような様子から不滅「イモーテル」と呼ばれるようになりました。
花言葉は?
カレープラントの花言葉は「不滅の愛」です。こちらも、乾燥しても色が残ることが由来となっています。
エバーラスティングの由来
「エバーラスティング」というのは、カレープラントの別名として知られています。「エバーラスティング」には永遠という意味がが含まれています。「エバーラスティング」の由来も「イモーテル」と同じ由来で、乾燥させても黄色い花の色と銀色の葉と茎が残ることから、この別名で呼ばれるようになったとされています。
ボタニ子
次のページでは、カレーポイントの育て方を紹介します。
出典:筆者撮影