オカワカメの育て方
オカワカメは丈夫な植物で、害虫なども少なく育てやすいため、初心者向きといえます。ここでは、オカワカメの育て方について紹介します。
基本的な育て方スケジュール
植え付けは、土が霜で濡れていない時期から5月下旬頃までに行いましょう。その後1週間~2週間という早さでツルが伸びて、空に向かって成長します。9月中旬ごろに花が咲いたら、成長は止まってしまうため、それまでに葉の収穫をしておきましょう。
育て方①植え付け
プランターを使用する場合は大きめのものを選び、通気性と水はけのよい土を使用します。2~3株を目安とし、20cmほど間隔をあけて苗を植えましょう。プランター栽培の場合は、庭で栽培するよりも少し葉が小さくなります。
支柱を忘れずに
オカワカメのツルは成長がとても早いため、苗植えのときに支柱を忘れずに立てましょう。弱い支柱ではツルの重さに耐えきれず、倒れてしまう可能性があります。強くてがっちりとしたものを選ぶとよいでしょう。
育て方②水やり・肥料
プランター栽培では、表面が乾いたら水やりをします。庭植えの場合は、ほとんど水やりは必要なく、夏に地面がカラカラに乾いたときのみの水やりで十分です。肥料は、元肥と追肥が必要です。追肥は、栽培期間中に2~3回ほど化成肥料や液体肥料を与えます。
育て方③摘心
摘心のタイミングは、苗植えから約2カ月後、ツルの長さが30cmほどに成長したときがベストです。夏~秋ごろにかけて、定期的に摘心を繰り返しながら収穫します。通常、オカワカメのツルは真っ直ぐ上に伸びますが、摘心を行うことで横にも成長してツルが広がります。緑のカーテンを作りたいときには、摘心は必ず行いましょう。
育て方④収穫
オカワカメを収穫するなら、生えてきたばかりの硬くて若い葉はおすすめしません。肉厚になり、葉にうねりが出てきた葉を収穫するのが、おいしく食べられるポイントです。
育て方⑤冬越し
オカワカメは土の中に球根があるため、冬に葉が枯れてしまっても、株元に土をかぶせて盛ることで冬を越せます。冬越しできれば翌年また発芽し、1年目よりも多く収穫できるでしょう。また、むかごを採取し、保存しておいて冬越しさせる増やし方もあります。
次のページでは、オカワカメの保存方法について紹介します。