ムラサキケマンとシロヤブケマンとユキヤブケマンの違い
見た目も花の咲き方もムラサキケマンとそっくりなシロヤブケマンとユキヤブケマンですが、具体的な違いや特徴が気になりますよね。ここではシロヤブケマンとムラサキケマン、ユキヤブケマンの違いについて詳しく解説します。
違い①花の色
ムラサキケマンとの違いとしてあげられるのが花の色で、シロヤブケマンは名前の通り白い花が咲きます。ただ特徴的なのが先端部分で、先端は美しい赤紫色になりグラデーションのように白を引き立てているのです。かわいらしい着物のように赤紫に染まった先端部分がとても美しく魅力的で、見る人の心を癒します。またユキヤブケマンはその名の通り真っ白な花を咲かせ、紫色の部分がありません。雪のように真っ白でとても美しい花です。
葉の形
ムラサキケマンとの違いとしてもう1つあげられるのが葉の形で、シロヤブケマンとユキヤブケマンはムラサキケマンとは形が異なります。ムラサキケマンは丸みを帯びた葉で、葉の先のギザギザもあまり鋭くありません。しかしシロヤブケマンとユキヤブケマンは丸みが少なく、葉のギザギザも鋭くのこぎりのようです。
ムラサキケマンを鑑賞するには?
かわいらしいムラサキケマンなので自然に生えている姿をぜひ鑑賞したいですよね。どんなところに生えていて、鑑賞するにはどうしたらいいのかなどについて解説するので、ムラサキケマンを自然の中で見てみたい方は参考にしてください。
ムラサキケマンの生えている場所
ムラサキケマンは中国や朝鮮半島にも広く分布しており、日本でも全国各地で自生しています。寒さに強い品種のため、北は北海道から南は九州まで自生していますが、暑さには弱いので沖縄などの南国にはあまり見られません。また暑さが苦手なため草地や山道の木陰などに生えることが多く、直射日光が当たるような熱い場所ではあまり見られないので、鑑賞する場合は木陰を探してみましょう。
まとめ
ムラサキケマンは美しくかわいらしい花ですよね。自然の中で自生している姿もとても目をひくので、野山に遊びに行った際はぜひ探してみてください。ただ毒性があるので、口に入れたりしないように気をつけましょう。あくまでも鑑賞するようにし、自然の中で生き生きと咲く様子を見てみてくださいね。