フウロソウ科の種類
フウロソウ科の植物は7つの属に分かれており、約750種類の品種が存在します。フウロソウ科の植物の中でも、日本でよく知られる4つの種類について、和名、学名、属名を下記にまとめました。これら4つの種類について、特徴や開花時期、花言葉についてご紹介します。
和名 | 学名 | 属名 |
---|---|---|
アケボノフウロ | Geranium sanguineum | フウロソウ属 |
ゲンノショウコ | Geranium thunbergii | フウロソウ属 |
ゼラニウム | pelargonium zonale hybrids | テンジクアオイ属 |
ヒメフウロ | Geranium robertianum | フウロソウ属 |
アケボノフウロとは
アケボノフウロは、ヨーロッパなどに自生する多年草植物です。花色は濃いピンク色の花を咲かせることが多いですが、種類によっては白、ピンク、紫色の花を咲かせるものもあり、4~7月に開花します。草丈は20~40cm程度で、葉は7つに深く分裂するのが特徴です。「無邪気な心」という花言葉がつけられています。
ゲンノショウコとは
ゲンノショウコは、日本全域の道端や公園などに自生しています。白、赤、紫色の小さな花を咲かせ、開花時期は7~10月頃です。草丈30~50cm程度に成長する多年草植物で、古くから下痢止めや胃腸薬として使われてきました。和名の由来は、下痢止め薬として非常によく効くことから「現の証拠」と呼ばれていたことからです。
ゼラニウムとは
ゼラニウムは南アフリカに自生し、暖かい地域で多く栽培されています。園芸種として非常に多くの種類があり、草丈は種類によっても異なり、約20~100cmです。花色は白、ピンク、赤、オレンジ色と鮮やかな色が多く、開花時期も種類により3~12月の間となっています。花言葉は「君がいるから幸せ」で、素敵な花言葉と比較的簡単に育てることから日本でも人気の園芸種です。
ヒメフウロとは
ヒメフウロは、日本でも西日本の山地などの自生する植物で、日本以外でも北半球の温帯地域や南半球全域など広い地域に分布しています。細長い花芽から1~2輪ずつ咲かせる小さな花は、白色、ピンク色、赤色などがあり、開花時期は5~8月頃です。塩を焼いたときに似た香りがあることから別名「塩焼草」とも呼ばれます。花言葉は「静かな人」です。
まとめ
フウロソウ科の植物についてご紹介しました。非常に多くの園芸種が存在するフウロソウ科の植物ですが、日本に自生する種類はわずかです。それでも、日本でも道端に咲いているのを目にすることもできます。初心者でも育てやすい植物なので、簡単に花壇を華やかにしてくれるおすすめの植物です。
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