マツバウンランとは?特徴・品種や見分け方をご紹介!食べられる?

マツバウンランとは?特徴・品種や見分け方をご紹介!食べられる?

春の雑草である「マツバウンラン」は、松葉に似た葉と、海蘭に似た花を持つ植物。薄紫色の花が風で揺れる姿がかわいく、公園や空き地でよく見かけます。マツバウンランの特徴や、似た品種との見分け方ついてをまとめました。食用の噂についても紹介しています。

記事の目次

  1. 1.マツバウンランの基本情報
  2. 2.マツバウンランの特徴
  3. 3.マツバウンランに似た品種と見分け方
  4. 4.マツバウンランは食べられる!?
  5. 5.まとめ

マツバウンランの特徴②葉

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マツバウンランの葉の特徴は、「茎の下部・上部で葉の形が違う」という点です。葉のつき方や形状にも特徴があり、2種類の葉は異なる役割を持っています。2種類の葉の特徴や、役割を解説しましょう。

上部の葉の特徴

上部の葉の形は、線形で先が尖った松葉のようです。葉は、長く伸びた茎に、互い違いになって生えます。上部の葉の、松葉のような見た目が「マツバウンラン」の名前の由来のひとつで、マツバウンランの葉の持つ大きな特徴です。

下部の葉の特徴

下部では葉が向かい合って生える「対生」、または茎のひとつの節に3〜4枚が生える「輪生」で、地を這うようにロゼット状で生えるのが特徴です。下部の葉は、オオマツバウンランなどの近種の植物に比べて、葉先がやや尖っていて、多肉植物のような質の葉も特徴的です。

ロゼット状に葉が広がる理由

冬を越す際、下部の葉をロゼット状にする植物の現象は、タンポポなどの越冬草によく見られる現象です。冬を越し暖かくなると、マツバウンランは一気に大株に育ちます。気温が上がるにつれ、地を這うようにしながら徐々に広がっていくのは、春に花を咲かせる大切な準備です。

マツバウンランの特徴③果実

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4〜5月の開花時期を終えると、3mm程の大きさの「つりがね」のような形の果実がなります。熟した果実の中には、黒くて小さい砂粒のようなものがぎっしり入っていて、これがマツバウンランの種です。マツバウンランの果実の分類は「さく果」といい、熟すると果実の下部が裂けて種子が散布されます。

繁殖力が強いマツバウンラン

マツバウンランは、繁殖力が強い植物です。種子が散布された次の年には、その場所がマツバウンランの花畑になっていることもあります。花が咲き始めてから果実ができるまでの期間は、たった数週間と大変短いです。花が咲いているのに気がついたときには、種の散布が始まっていることもあり、一度繁殖を始めると、なかなか根絶できません。

マツバウンランの特徴④花言葉

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マツバウンランの持つ花言葉は、「喜び」や「輝き」です。日の当たる場所でたくましく育ち、風に吹かれていっせいに揺れる、美しいマツバウンランの花のイメージによく合います。マツバウンランの開花時期は4月~5月なので、春らしく、明るい前向きな言葉選びです。

マツバウンランの特徴⑤繁殖力が強い

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マツバウンランは一年草、または二年草です。多年草では無いのですが、同じ株から再び芽を出す株が多いという特徴があり、一度咲いた場所でまた群生します。日当たりのよい場所を好む傾向がありますが、土壌を選ばず、園芸用としても肥料などは特に必要ありません。

マツバウンランを家庭で育てる場合

かわいらしい花を咲かすため、マツバウンランを「自宅の庭で育ててみたい」と思われる方も多いようです。繁殖力が強いため、基本的にはどんな場所でも育ちます。「種を撒く方法」、または「株を植える方法」が、簡単でおすすめです。マツバウンランの実がついた切り花を地面に置いておくだけでも、その一帯に花が咲きます。日当たりのいい場所を好むので、場所を選ぶと、さらに多くの花を咲かせることでしょう。

マツバウンランを駆除する

繁殖力の強いマツバウンランは、時として増えすぎてしまい、園芸などの邪魔になることもあります。マツバウンランを駆除するには、種を撒き散らす前に、早めに摘み取ってしまうのが一番の方法です。花の咲いた後だと、あっという間に果実がはじけてしまうので、気をつけましょう。

マツバウンランを育てる注意点

マツバウンランの種は砂粒のように小さく、風に乗って他所のお宅の庭に着地する可能性もあります。一度咲いてしまうと駆除が大変なので、植える場所を気をつけましょう。

ボタニ子

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次のページでは、よく似た品種との見分け方を紹介します。

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マツバウンランに似た品種と見分け方

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