メマツヨイグサの特徴
黄色い可憐な花のメマツヨイグサにはどんな特徴があるのか、花、茎と葉、種に分けて紹介します。マツヨイグサ属の共通の特徴としては、花は1日咲いて枯れる儚(はかな)い一日花で、花弁は4枚ということです。秋に葉がロゼット状になり、寒い冬の季節を乗り切る準備をします。アレチマツヨイグサと特徴が似ており、違いは花弁の付き方に少しの違いがあります。
特徴①花
メマツヨイグサの開花時期は夏の季節7~9月になり、黄色い花が咲く時間は夕方から早朝です。マツヨイグサ属の仲間でしぼんだ後に赤くなる花もありますが、メマツヨイグサはしぼんでも花は赤くはなりません。花の大きさは約3cm程で、すみれに似た4枚の花弁をつけるかわいい花です。
特徴①葉と茎
メマツヨイグサは草丈が真っ直ぐ30~150cmほどに成長し、茎には軟らかい毛が上向きに生えています。葉先が尖った形で、へら型の葉の周りは浅いギザギザがついており、葉の真ん中の主脈は赤色です。秋にはタンポポのようにロゼット状の葉地面に広がり、寒い冬の季節を越え春にまた茎を伸ばします。
特徴①種
メマツヨイグサの細長く4つに分かれた蒴果(さくか)には、約1mmの種子がぎゅっと詰まっています。そのメマツヨイグサの種には効果・効用があるとされ、種子から抽出したオイルはいろいろな製品に利用されています。例えばスキンケア化粧品をはじめボディケアやハンドケア製品、メイクアップ化粧品など身近な商品になっています。
メマツヨイグサに似た花
マツヨイグサ属のメマツヨイグサには似た花がいくつかあり、ここでは似ているいくつかの花を紹介します。メマツヨイグサとほぼ同じ特徴で4枚の花弁の間が離れているものを、アレチマツヨイグサと呼び区別しています。そのほかに花弁や葉の形などの特徴も解説します。
オオマツヨイグサ
オオマツヨイグサ(大待宵草)は欧州を中心に、広く世界で栽培されています。花の開花時期は7~9月で、夕方に黄色の約7cmの花が咲き早朝にしぼみます。草丈は80~15cmほどで、茎に直角にしっかりした毛が生えます。葉は交互につき、葉先はとがり縁(ふち)はギザギザしています。
ボタ爺
つぎは「マツヨイグサ」について紹介するぞ!