ショウジョウバカマとは？特徴・生え方などを解説！似た植物との違いは？

ショウジョウバカマには種類によって違う色や咲き方があります。どの種類も美しい花を咲かせますが、固有種などその場所でしかみられないものが多いです。ここからは美しいショウジョウバカマたちを紹介いたします。

ツクシショウジョウバカマはショウジョウバカマに比べると、花の色は白に近いです。九州で見られることから、ツクシ（筑紫）という名前がつけられました。花の基部がふくらまないのが特徴なので、見分けられないときはそこを見るとよくわかります。

ヤクシマショウジョウバカマは、その名の通り屋久島で見ることができます。ショウジョウバカマの矮性種で、草丈は低く全体的に小ぶりなのが特徴です。葉はへら状になっていて、先が尖っています。

オオシロショウジョウバカマは、沖縄を中心に見られる花です。ショウジョウバカマと比べると大きく、個体数が少ないので絶滅が危惧されています。とても美しい花ですが、あまり見ることのできない希少な種類です。

コショウジョウバカマも沖縄を中心に咲かせる花で、オオシロショウジョウバカマよりも小ぶりなのが特徴です。コショウジョウバカマも絶滅の危機があり、ほとんど見ることができない花です。

シロバナショウジョウバカマは、ショウジョウバカマの変種といわれているため、別種として区別されます。白いショウジョウバカマを「シロバナショウジョウバカマ」と呼ぶことはできません。

ショウジョウバカマと、シロバナショウジョウバカマはとても似ているため、花で見分けることは難しいです。そこでシロバナショウジョウバカマの特徴である、葉に波のようなでこぼこに注目すると、見分ることが簡単にできます。

ショウジョウバカマは美しく短命ですが、育てやすいので初心者の方にもおすすめです。春の兆しを感じて咲いてくれるので、気持ちはワクワクしてしまいますね。盆栽などで育てると美しさが際立つので、ぜひチャレンジしてみてください。