イラガの幼虫とは？特徴や駆除方法、刺された時の対処法などを解説！

イラガの毒棘は人を刺すとそのまま皮膚に残ることがあります。念の為、刺された患部に粘着力がそこそこあるテープ（ガムテープやセロハンテープなど）で皮膚に残った毒棘を除去しましょう。毒吸引器などをお持ちの方は、それでも構いません。

イラガの幼虫に刺された後はものすごい激痛が走ります。テープや毒吸引器などで毒棘除去をした後、冷たい流水で患部を洗い流しましょう。冷たい水で流すことで、痛みを和らげます。

刺された患部の痛みが落ち着いたら、アレルギー反応でかゆみが出始めます。アレルギーに効く抗ヒスタミン軟膏や毛虫など虫刺されの軟膏、アロエの葉を絞った汁などを塗ります。刺されて1週間ほどは、患部を清潔にし軟膏やアロエの液汁を塗り続けましょう。

大量に発生したイラガの幼虫には殺虫剤や農薬で駆除するのが一番手っ取り早いでしょう。イラガは殺虫剤や農薬に対する耐性がないため、簡単に駆除が可能です。樹木や果樹の樹高がある場合は、イラガが発生する時期にあらかじめ予防の農薬を散布すると安心です。

イラガの繭は、茶色と白のまだら模様や茶色の丸みを帯びたものが多いです。イラガの繭はカルシウムとタンパク質の層からできており、日本にいる昆虫の中で最も硬い繭といわれています。越冬するため冬に繭を作る習性があるので、果樹や樹木の枝や根元などをくまなく確認し、見つけ次第繭ごと除去しましょう。中に蛹がいるためペンチなどで根元から取ると良いでしょう。

イラガの幼虫は身近な樹木、果樹に潜んでいることが多いため、ガーデニングや農作業をする際には長袖の作業着に手袋をしておくと安心です。イラガ以外にも他の虫や毛虫に刺されても安心なように、日頃から癖づけておくといいでしょう。

いかがでしたか？イラガの幼虫は身近な樹木や果樹に潜み、一度触れただけで激痛を伴います。大人でも激痛なのですから、子供は触れぬよう注意が必要です。万一刺されてしまった場合、応急処置をして心配なら皮膚科の受診をおすすめします。イラガの幼虫を駆除する際は、どの種類のイラガか特徴で見極め適切な処理を行いましょう。