アジュガの種類
アジュガは主に「アジュガ レプタンス」を改良した、園芸品種が数多く作出されています。秋から冬に寒さを感じて、葉が黒みやピンクがかった色に変わるのが特徴です。
①アジュガホワイト
アジュガホワイトやアジュガホワイトアルバと呼ばれる品種は、グリーンの葉に白い花が特徴です。草丈は15〜20cmで、花色は白、他のアジュガや多年草との混植も向いています。
②アジュガシルバークイーンバリエガータ
商品名がバニラチップとも呼ばれる、シルバーグリーンにアイボリーの斑入りの葉が特徴です。草丈が15〜20cmとやや小型の品種で、花色はピンク系とブルー系の2パターンがあります。
③アジュガゴールドライム
アジュガゴールドライムは日本で作出された、明るいライムグリーンの葉にピンクの花が映える新しい品種です。草丈は20cm前後で、とても花付きがよく、日陰の庭が明るく華やかになります。
④アジュガピンクシェル
アジュガの中でも希少な、やさしいピンク系の花を咲かせる品種です。草丈は20cm前後、葉はグリーン系で、ブルー系のアジュガなど他の多年草との混植もおすすめします。
⑤アジュガホワイトバリエガータ
ダークグリーンにアイボリーが多めの模様が特徴的なアジュガです。草丈は20cm前後、花色はブルー系で、葉の鮮やかな模様が日陰の庭や広葉樹の株元に映えますね。
ボタ爺
そう!日本語では「斑入り」といって、葉に模様があることなんじゃ。
⑥アジュガラテアート
アジュガラテアートは、葉色の変化が特徴の国内で作出された比較的新しい品種です。上の画像は9月の赤みが増してきた葉で、秋〜冬はさらに赤みも濃く深い色合いに変わっていきます。草丈は20cm前後、花色はブルー系、鉢植えや寄せ植え向きです。
⑦アジュガディクシーチップ
寄せ植えに最適な小型のアジュガ、ディクシーチップはニュアンスカラーの細身リーフが特徴です。上の画像は春の葉色で、夏は黒みのグリーン系に、秋は赤紫に紅葉します。草丈は10cm、花色はブルー系です。
⑧アジュガバーガンディグロー
生産者さんによってマルチカラーやトリカラー・レインボーなどと商品名は変わりますが、同じ品種として扱われています。特に葉の色の変化が特徴で、春〜夏は紫がかったシルバーグリーンにアイボリーの斑入りで、秋〜冬はピンクがかった色合いに紅葉します。草丈は20cm前後、花色はブルー系で、成長がゆっくりなので、鉢植えや花壇の縁取り向きです。
⑨アジュガチョコレートチップ
草丈が10cm前後の小型品種が、アジュガチョコレートチップです。まとまりよくしげるので、やや狭いエリアのカバーや小径の際・鉢植えに向いています。葉色は紫がかった緑色で、花色は青紫色のとても花付きのよいアジュガです。
➉アジュガブラックスカロップ
上の画像の手前はシルバーリーフのアジュガグレイレディ、奥がアジュガブラックスカロップです。まとまりよくコンパクトな姿が、鉢植えや寄せ植えに向いています。草丈は15cm前後で、花色は青紫色、葉の黒みが濃くツヤがあるのがブラックスカロップの特徴です。
⑪アジュガレプタンス
多くの園芸品種の原種となっているのが、このアジュガレプタンスです。花付きもよく丈夫でよく広がるので、グランドカバーにも向いています。草丈は20cm前後で、花色はブルー系です。葉の色は春〜夏はグリーン系で、秋〜冬に黒みを帯びた深い色になります。
まとめ
寄せ植えにもガーデニングにもおすすめの、育てやすく種類の豊富なカラーリーフ、アジュガを紹介しました。ヨーロッパで人気のダークな黒葉や国内で改良された明るいライムカラーなど、新しい品種も増えている注目の多年草です。「強い友情」や「心休まる家庭」といった素敵な花言葉が、寄せ植えの贈り物にもぴったりですね。
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そういえばさっきも「バリエガータ」っていう名前があったような?