ドライバジルの作り方の工程
夏になると庭や畑のバジルがいっせいに育って、使い切れないという声をよく耳にします。刈り取ってしまうとすぐに傷みはじめるので、手早く処理しなければなりません。そんなときはバジルを乾燥させてドライバジルに加工しておくと、長期保存ができ便利です。さっそくドライバジルの作り方を工程に沿って見ていきましょう。
ドライバジルの作り方①収穫
まずバジルの葉の収穫からはじめましょう。収穫期になるとグングン成長しますので、脇芽の小さい芽を残すようにして剪定を兼ねて茎ごとカットしていきます。花芽が出ると葉が硬くなってしまうので、花芽も取り除いておきましょう。
ドライバジルの作り方②水洗い
切り取った葉は水の中でやさしく振り洗いします。葉に傷がつくとそこから黒く変色する原因となることがあるので、丁寧に扱ってください。水洗いが終わったらしっかり水切りしておきましょう。
ドライバジルの作り方③予備乾燥
水分をしっかりと切るために洗ったバジルをザルにあげ、風通しのよい場所で30分ほど置くと葉がしんなりしてきます。キッチンペーパーなどで余分な水分を取り除いてもよいでしょう。しんなりした状態になれば、茎や軸を取り除き葉っぱだけの状態にしておきます。
ドライバジルの作り方④乾燥
ドライバジル作りでもっとも重要な工程、乾燥です。いくつかの方法がありますが、ここでは食品用の乾燥機がなくてもできる、電子レンジ、天日干し、オーブンでの乾燥方法をご紹介します。それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
電子レンジ
耐熱皿にクッキングシートをひいて、バジルの葉を1枚ずつ重ならないように並べていきます。きれいに並べ終わったら、レンジで約3分、様子を見ながら加熱して乾燥させます。
天日干し
天日干しはお日様の下で乾燥させる方法です。完全に乾燥させるために必要な期間は2~3日、天気予報を確認してスケジュールを決めましょう。昼間は太陽に当て、夜になれば室内に取り込みます。天日干し用のネットを使うと風に飛ばされることもないので活用してみてください。
オーブン
オーブンを170℃に予熱しておきます。その間に天板にクッキングシート敷いてバジルの葉を重ならないように並べます。予熱ができたら天板ごとオーブンに入れて5分焼きます。状態をみながらカラカラに乾燥するまで焼きます。焼き過ぎると黒く焦げてしまうので加熱中は目を離さないようにしてください。
ドライバジルの作り方⑤粉砕
葉の水分が失われカラカラに乾いたら乾燥の完了です。少しでも水分が残るとカビの原因になりますので、カラカラになっているか確認してください。粉状にしたい場合は手で粗くもみほぐす、すり鉢で細かくする、フードプロセッサーにかけるなどをすれば、さらに細かく粉砕することができます。
ドライバジルの作り方⑥保存
好みの細かさに粉砕したドライバジルは密封容器に入れ、直射日光や湿気を避け、涼しい場所に保存して1年以内に使い切るようにしましょう。
ボタニ子
ドライバジルを作ったら、今度はいろんなものに使ってみましょう!次ページから紹介します。