カーネーションの育て方!種まきの時期や水やりなどの基本管理の仕方

カーネーションの育て方!種まきの時期や水やりなどの基本管理の仕方

カーネーションは母の日のプレゼントとして贈られることの多い花で、ご存知の方も多いでしょう。近年は色も形も種類が増えました。鉢植えをもらってもカーネーションの育て方を知らないと枯らしてしまうこともあります。そんなカーネーションの育て方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.カーネーションとは
  2. 2.カーネーションの育て方
  3. 3.カーネーションの増やし方
  4. 4.カーネーションの剪定方法
  5. 5.カーネーションの冬越し
  6. 6.カーネーションがかかりやすい病害虫
  7. 7.カーネーションの種類
  8. 8.まとめ

カーネーションの育て方④水やり

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水やりのコツは、葉を持ちあげて土に直接あげることです。葉に水がかかっても問題ありませんが、花や蕾にかかると咲かなかったり腐ったりする可能性があります。念のため葉を持ちあげると安心です。乾燥気味が好むため、春夏は表面が乾いて白っぽくなってからたっぷり水やりしましょう。土が湿り続けていると根腐れをおこして枯れることもあります。

  • 地植えの水やりは雨でしのげますが、梅雨時にはビニールシートなどでカバーをしましょう。

カーネーションの育て方⑤植え替え

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植え替えは2年目以降、植木鉢の裏から根が出てきた根づまりの状態のときにしましょう。春の植え替えは根が張っていて、土を少し崩す必要があります。しかし、基本的に根を傷つけたくないため、それ以外の時期の植え替えはそのまま一回り大きな鉢に植え替えてください。やり方は植え付けのときと同じです。母の日のカーネーションは根づまりしがちのため、チェックしてみてください。

カーネーションの育て方⑥肥料

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肥料は春や秋にあげましょう。肥料が切れると花のつきが悪くなったり、葉がくすんだりします。花が咲いている間は肥料を与え続けてください。花を咲かせるのにパワーが必要だからです。通常、冬には肥料をあげませんが、暖かい地域では秋以降も花を咲かせることがあります。週に1回水やり代わりに液肥を与えましょう。夏は暑さで育成がにぶるため、与えません。

カーネーションの増やし方

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カーネーションの増やし方には、種まきと挿し芽があります。他の植物でよくある増やし方に株分けというものがありますが、カーネーションには向きません。根がよく張っても、株分けして傷付くとそこから枯れてしまいます。そのため種まきと挿し芽がおすすめの増やし方です。種まきの時期は春まきと秋まきがあり、挿し芽の時期は6月か9月~10月がよいでしょう。

種まきの仕方は育て方①の「種まき」を参照してくださいね。

挿し芽

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挿し芽での増やし方は茎から元気のよいものを選んで10cm~15cmカットします。清潔で鋭い刃物で斜めに切ってください。不要な下葉をとりのぞき、数日水あげしましょう。発根剤を使ってもよいです。育苗ポットに挿し芽用の用土を入れたものに植えて、土を乾燥させずに直射日光を避けた半日陰で管理します。種よりも簡単で早い増やし方です。

  • 挿し芽をしてから発根までは、1カ月くらいかかります。保湿のため鉢皿の水はそのままで大丈夫です。発根したら水やり方法を乾燥気味にもどしましょう。

カーネーションの剪定方法

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カーネーションを育てるうえでとても大切なのが剪定です。新芽の摘心や花が咲いた後の切り戻しをしっかりすることが、きれいな花を咲かせるコツです。せっかく出てきた芽や育った株を切ってしまうのは忍びない気もするでしょう。しかし、花の増やし方や開花時期を延ばすためにも思い切って剪定しましょう。清潔な切れ味のよい刃物を使用するのも大切なコツです。

摘芯

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カーネーションの摘心は花が咲く前にしましょう。種まきから育てた小さな苗や、開花前に購入した苗の茎の先端を2cm~3cm摘心してください。これにより、左右の脇から新しい芽が出て株にボリュームがうまれます。茎の本数も増えて、花数も多くなるのです。咲き終わった花がらはすみやかに除去して風通しをよくし、蒸れを予防しましょう。

切り戻し

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切り戻しは花が全て咲き終わってからしましょう。咲き終わった花がらは腐ると病気の原因にもなり、花が終わった茎をそのままにしておくと余分な栄養を持って行ってしまいます。開花時期が過ぎたら根元近くまで半分か1/3になるくらいまで切り戻してください。これによって夏の高温と湿度による蒸れを予防でき、新芽も出て花の咲き方も安定します。

次は、冬越し方法やかかりやすい病害虫、花言葉などをご紹介しますね。

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カーネーションの冬越し

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