ヒメシャラの木とは?その特徴や育て方をご紹介!シャラとの違いは?

ヒメシャラの木とは?その特徴や育て方をご紹介!シャラとの違いは?

赤褐色の幹が美しく、細い枝や小さな葉が繊細な印象のヒメシャラ。自然樹形が魅力的な庭木です。成長が遅く、手入れの手間もかからないため、シンボルツリーにも人気があります。ヒメシャラの特徴や育て方、シャラの木との違いについて解説します。

記事の目次

  1. 1.ヒメシャラとは?
  2. 2.ヒメシャラの特徴
  3. 3.ヒメシャラの育て方
  4. 4.ヒメシャラの上手な管理方法のコツ
  5. 5.ヒメシャラとシャラ(ナツツバキ)との違い
  6. 6.まとめ

ヒメシャラの特徴

特徴①幹

出典:写真AC

ヒメシャラの幹は、成長するにつれて樹皮がはがれ、赤褐色になります。赤くツルツルとした幹は美しく、幹だけでも鑑賞するに値するでしょう。美しい幹は、ヒメシャラの大きな特徴になります。

ボタニ子

ボタニ子

ヒメシャラは幹の美しさから、白樺・青桐と並んで、「日本三大美幹」とされているんです!

特徴②葉

出典:写真AC

葉は、明るく爽やかな薄緑色をしています。5~7cmと小さめの葉で、薄く涼し気な印象です。秋、10~11月頃には、葉がオレンジや赤色に染まり、紅葉も楽しめます。落葉高木のため冬には落葉しますが、春に芽吹いた新緑の美しい葉は、見応えたっぷりです。

特徴③花

出典:写真AC

6~7月に、枝にたくさんの花を咲かせます。花は、直径2cmほどの小さな白い花で、ツバキの花の形によく似ています。清楚でかわいらしい姿は微笑ましく、毎年の楽しみになるでしょう。

ヒメシャラの育て方

育て方①環境

日当たりのよいところ、または半日陰の環境が適しています。しかし、夏の強い直射日光や西日を嫌うため、植え場所に悩むようであれば、半日陰がおすすめです。ヒメシャラは一度地植えをし、成長すると移植を嫌います。地植えするときは、ヒメシャラの性質をよく考えて植えましょう。また、病害虫を防ぐために、風通しをよくするのも管理のコツです。

育て方②用土

肥沃な土、耕土が深い場所を好みます。植え付けるときに、腐葉土をたっぷり混ぜるとよいでしょう。また、鉢植えで育てる場合は、有機物をたくさん含んだ黒土に、腐葉土を混ぜた用土を使用してください。

ボタ爺

ボタ爺

黒土は、保水性も高いから、乾燥に弱いヒメシャラに向くぞ。腐葉土は、通気性を補ってくれる役割があるため、必ず混ぜて使うことがコツじゃ。

育て方③水やり

乾燥に弱く、水切れをすると枯れやすくなります。植え付けて1~2年のうちは、地植えでも水やりをしてください。水切れをしてくると、葉が垂れ下がり放置しておけば枯れてしまいます。葉の状態も目安に、たっぷり水を与えましょう。夏は水切れしやすいため、株元に腐葉土を敷くことをおすすめします。

根付いて成長してくると降雨だけでも大丈夫ですが、日照りが続くようなときには、水やりをしてください。

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育て方④肥料

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