ヒメシャラの木とは?その特徴や育て方をご紹介!シャラとの違いは?

ヒメシャラの木とは?その特徴や育て方をご紹介!シャラとの違いは?

赤褐色の幹が美しく、細い枝や小さな葉が繊細な印象のヒメシャラ。自然樹形が魅力的な庭木です。成長が遅く、手入れの手間もかからないため、シンボルツリーにも人気があります。ヒメシャラの特徴や育て方、シャラの木との違いについて解説します。

記事の目次

  1. 1.ヒメシャラとは?
  2. 2.ヒメシャラの特徴
  3. 3.ヒメシャラの育て方
  4. 4.ヒメシャラの上手な管理方法のコツ
  5. 5.ヒメシャラとシャラ(ナツツバキ)との違い
  6. 6.まとめ

育て方④肥料

肥料はあまり必要としません。多肥は、樹皮が荒れたり、枯れたりする原因になります。寒肥を1~2月に与える程度でよいでしょう。花後にはお礼肥を与えます。

育て方⑤剪定

ヒメシャラは自然の樹形が美しく、その姿を楽しむ庭木なため、あまり剪定を必要としません。剪定に弱い庭木でもあります。しかし、枝が混み合うと日当たりが悪くなったり、病気や害虫がついたりする可能性があります。また、上へと枝を伸ばし成長するため、あまり大きくしたくない場合も剪定をしましょう。

剪定時期

ヒメシャラは萌芽力が弱いため、無理やり剪定をすると枯れてしまうことがあります。剪定時期は、落葉後の12~3月の間に行ってください。枝ぶりがよく見えるので剪定しやすく、ダメージも最小限で剪定できます。混み合った枝や、重なった枝などを間引く程度にとどめましょう。高さを抑えたい場合は、一番高い枝の先端を切るようにしましょう。

ボタ爺

ボタ爺

太い枝を切った場合は、癒合剤で切り口を保護すると安心じゃ。切り口が腐り、枯れるのを防ぐ役割をするぞ。

ボタニ子

ボタニ子

もともと成長があまり早くないから、剪定も手間がかからず管理が楽ですね。

育て方⑥病害虫

ヒメシャラは、比較的管理が楽な庭木ですが、環境条件などで病気や害虫がつくこともあります。後で痛い目に合わないためにも、病気や害虫の予防や駆除方法を知っておきましょう。

サビ病

葉に斑点のようなものができます。症状がひどい場合は、枯れてしまうこともあります。サビ病は、風通しが悪い環境でかかることが多いため、葉が混み合わないように剪定をするのが、効果的な予防方法です。株を弱らせないためにも、多肥などにも気をつけます。また、サビ病にかかっている葉を見つけたら、すぐに取り除きましょう。

殺菌剤などの薬剤を散布して、駆除する方法もおすすめです。

チャドクガ

有毒の毛虫が発生することがあります。他のツバキ科に比べて発生率は高くありませんが、集団行動をとるため、見つけ次第すぐ駆除しなければなりません。駆除方法は、幼虫のうちに葉や枝ごと切り取るか、木全体に繁殖してしまっていたら、液体殺虫剤で駆除します。若い幼虫のうちは、葉の裏に発生するので、定期的に確認して早めに防ぐのがコツです。

ボタ爺

ボタ爺

幼虫が発生するのは4月頃と8~9月頃の年2回じゃ。予防策として、発生時期の少し前に株元に、オルトラン粒剤のような薬剤を撒いておくと効果的じゃよ。

アオドウガネ(コガネムシ)

緑色をした光沢のあるコガネムシが発生することがあります。コガネムシは、葉を食べてしまうため、見つけたら捕獲するのが駆除方法です。しかし、アオドウガネは夜行性なので、日中の捕獲は難しいでしょう。そのため、あらかじめ土に薬剤を撒いておくか、コガネムシの好きな匂いで呼び寄せ捕獲する、市販のトラップの使用が効果的な駆除方法です。

ボタニ子

ボタニ子

アオドウガネにも、オルトラン粒剤は有効です!チャドクガ対策とあわせて使用すると、効果的な方法ですね。

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ヒメシャラの上手な管理方法のコツ

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