おすすめ②パプリカ
プランター栽培や家庭菜園で自作する人が増えているパプリカも、乾燥野菜におすすめの食材です。しかもピーマンと比べて実が肉厚なパプリカは、天日干しにも向いています。
ピーマンはドライ化させると甘みが増す
パプリカの仲間であるピーマンも、ドライ化して乾燥野菜にすることができます。生の状態だと苦みが強いため嫌がる子供も多いですが、天日干しさせたピーマンは甘みが増すため、ピーマン嫌いの子供でも食べやすいと人気です。
おすすめ③きのこ類
秋の味覚・きのこ類は、自家製乾燥野菜のなかでも人気の食材です。しかもきのこ類は天日干しさせると旨味・風味が増すので、大量に手に入ったときの保存に適しています。特にしいたけは、生よりもドライ化した方がビタミンDが増加します。
乾燥野菜の作り方
いろいろなメリットがある乾燥野菜は、作り方も簡単で保存もしやすいため、自作する人も増えています。またドライフルーツなども乾燥野菜と作り方は同じなので、乾燥野菜の作り方がわかれば、応用していろいろな食材にチャレンジできます。そこで初心者でも失敗しない「乾燥野菜の作り方」を紹介します。
作り方①食材の準備
どんな野菜でも簡単に作れる乾燥野菜ですが、旬の野菜を使ったほうがより美味しく仕上がります。なお初心者の場合は、「乾燥野菜におすすめ食材」で紹介した食材でチャレンジするのがおすすめです。
葉野菜はNG
水分が多いフルーツも乾燥させればドライフルーツになるので、水分が多めの野菜でも、作り方次第で乾燥野菜にすることは可能です。ただしレタスや水菜などの葉野菜は長期間の保存ができため、乾燥野菜の食材にはあまり適していません。
作り方②下処理
乾燥野菜は「野菜を切る→天日干しする」だけで完成する調理法なので、お好みの方法で野菜を切ることが下処理になります。切り方はお好みでかまいませんが、干す時間を短くしたいなら千切りにするのがおすすめです。ちなみにナスやトマトなど実が柔らかい野菜は、輪切りにした方が食べたときの食感がよくなります。
葉野菜も軽く茹でると乾燥野菜にできる
保存期間が短い葉野菜類は基本的に乾燥野菜に適していませんが、水分が蒸発するまでの時間が短ければ乾燥野菜にできます。この場合は天日干しをする前に軽く茹出ると、茹でたときに水分が外に出るため短時間で乾燥します。なお茹でた後の水分をきちんとふき取るのが、葉野菜の下処理では重要です。
作り方③天日干し
お好みの方法で切った野菜はキッチンペーパーなどで表面の水分を取り、ネットやザルに広げて日光にあてます。このような乾燥方法を「天日干し」といい、自家製乾燥野菜の作り方では人気の方法です。なお天日干しは、空気が乾燥した晴天を選んで行うようにしましょう。
つるして天日干しする方法もある
カットした食材をネットなどで天日干しさせる作り方が一般的ですが、食材によっては吊るして天日干しさせる作り方もあります。たとえばだいこんをカットして糸に通せば1度に大量の乾燥だいこんができますし、カットしたパプリカも糸に通した方がムラなく乾燥できるのでおすすめです。
ボタニ子
次のページでは乾燥野菜作りにおすすめのグッズを紹介していきます。