ライスミルクとは?嬉しい成分や作り方・アレンジレシピまでご紹介!

ライスミルクとは?嬉しい成分や作り方・アレンジレシピまでご紹介!

ライスミルクという飲み物をご存知でしょうか。玄米や白米から作る植物性飲料で、牛乳や豆乳が苦手な方でも飲める「第三のミルク」として注目されています。今回はライスミルクの概要や用途、栄養成分や自家製ライスミルクの作り方、アレンジレシピを紹介します。

記事の目次

  1. 1.ライスミルクの概要
  2. 2.ライスミルクの用途
  3. 3.甘酒との違いは?
  4. 4.ライスミルクの成分
  5. 5.ライスミルクの作り方
  6. 6.ライスミルクのアレンジレシピ5選
  7. 7.まとめ

ライスミルクの概要

ライスミルクとは名前が示すように、生米から作られたミルクのことです。玄米から作られることが多いので、玄米ミルクという別名があります。欧米では牛からとれる牛乳、大豆で作る豆乳に次ぐ「第三のミルク」と呼ばれ、飲みやすく家庭でも手軽に作れるヘルシーな植物性飲料として人気です。日本でも近年注目されるようになり、国産玄米を原材料とした市販品が普及し始めています。

パウダータイプも市販されている

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近年の人気の高まりもあって、パウダータイプのライスミルクも市販されています。パウダータイプは、使用する際は水や湯に溶かす手間が必要だったり、粉っぽさが残ったりするといったデメリットはありますが、保存しやすく容器もコンパクトなので、場所を取らないというメリットが魅力です。好みや用途に応じて購入するとよいでしょう。

ライスミルクの用途

ライスミルクのおもな用途としては、牛乳や豆乳の代替品があげられます。乳糖不耐症や大豆アレルギーなどで牛乳や豆乳が摂取できない方でも飲めるライスミルクは、ありがたい存在でしょう。美容・ダイエットという用途にも使用されています。植物性飲料のライスミルクは、牛乳に比べると低脂肪・低カロリーだからです。そのほかの用途としては、安全な飲食もあげられるでしょう。家庭でも作れるため、自分で成分調整ができます。

乳糖不耐症とは、乳糖の消化酵素の働きが不十分なことが原因で、消化不良や下痢などを起こす症状のことです。

牛乳や乳製品を摂ると、体調が悪くなるという人のほとんどは、この症状が原因なんだ。

甘酒との違いは?

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ライスミルクのように米を原材料とする飲み物と言えば、甘酒がありますね。この2つは見た目も似てはいますが、まったく異なる飲み物です。まず製法が違います。ライスミルクにはいろいろな製法がありますが、基本的には細かくした玄米または白米に、水などを混ぜて作るものです。一方、甘酒は米麹を使う方法と、酒粕を使う方法の2種類がありますが、基本的には米を発酵させて作ります。

甘酒はライスミルクと比べると、カロリーが高いけど、その分栄養価も高い飲み物なんだよ。

製法の違いから、含まれている栄養成分や効果にも違いがあります。発酵菌を持つ甘酒には、デトックス効果や美白効果があるとされています。

ライスミルクの成分

低脂肪・低カロリーの植物性飲料であること、アレルギーなどで牛乳や豆乳が飲めない方でも飲めることなど、これだけでも人気を得るには十分でしょう。しかしライスミルクの人気の理由は、これだけではありません。ライスミルクには、美容や健康によいとされている成分が、豊富に含まれているのです。ここからは、ライスミルクに含まれている栄養成分について紹介しましょう。

栄養成分①GABA(ギャバ)

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GABA(ギャバ)は天然アミノ酸の1種です。人間を含めた哺乳動物の体内に存在しています。体内では神経伝達物質としての役目を担い、ストレスの原因となる興奮ホルモンの分泌を抑える効果があるとされている成分です。これによるストレスの緩和、心身のリラックスと安眠、血圧降下が期待されています。GABAは発芽玄米に多く含まれているため、玄米を原材料にしたライスミルクにも、たっぷりと含まれているというわけです。

GABA(ギャバ)とはアミノ酸の一種で、リラックス効果があることで近年注目されている成分です。脳内の興奮を鎮め、平常心を保つ手助けをしてくれる癒しの存在です。また、血圧降下作用もあることから、高血圧から引き起こされる脳卒中などの予防にも働きかけます。

ライスミルクは白米からでも作れるけど、いろいろな栄養成分を含んでいる玄米で作ることが多いんだ。

栄養成分②ビタミンB群

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スタミナ食の定番であるうなぎ料理は、ビタミンB1を豊富に含む料理の1つです。

ライスミルクの原材料である玄米は、ビタミンB群、特にビタミンB1を豊富に含んでいます。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換し、疲労回復および、皮膚や粘膜の健康維持を補助する効果があるとされている成分です。その昔、日本人を苦しめた脚気(かっけ)という病気はビタミンB1不足が原因でした。それだけ重要な栄養成分だということでしょう。

水溶性ビタミンの仲間であるビタミンB1はビタミンの中で最初に発見されたものです。科学的にはチアミンという名称の化合物で、ブドウ糖をエネルギーに変換する際に必要な栄養素です。

栄養成分③ビタミンE

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「森のバタ―」と呼ばれているアボカドは、ビタミンEを多く含む食品としても有名です。

強い抗酸化作用を持ち「若返りのビタミン」と呼ばれているビタミンEも、ライスミルクの原材料である玄米に豊富に含まれている成分の1つです。ビタミンEは強い抗酸化作用で体内の脂質や細胞膜の酸化を防ぎます。酸化を防ぐことにより、それにともなう老化や疾患を防ぐ効果があると期待されているのです。

過酸化脂質の生成を抑制し、血管を健康に保つほか、血中のLDLコレステロールの酸化を抑制したり、赤血球の破壊を防いだりする作用もあることが知られています。また、細胞の酸化を防ぐため、老化防止にも効果があります。

次ページからはライスミルクの栄養成分「ミネラル」について紹介します。

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ライスミルクの作り方

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