ヒューケラの増やし方
ヒューケラの増やし方は、株分け・挿し木・種まきです。株分けが主流ですが、茎が立ち上がっていたり、わき芽が多いものは挿し木になります。種まきは品種にもよりますが、原種のツボサンゴは種で増やすことができます。
増やし方①株分け
株分けは、増やし方の中でも成功率が高い方法です。3月〜4月、もしくは10月〜11月が適期なので、その間に行いましょう。
株分けの手順
- ある程度成長したヒューケラを選びます。
- 掘りおこしたら、茎が3~5本付くように株分けします。
- そのまま鉢植えか地植えにできます。
- 根付くまでは、しっかりと水やりをし乾燥に気をつけますしょう。
増やし方②挿し木
適期は4月~7月です。挿し木には、茎が立ち上がっているものを選びましょう。
挿し木の手順
- 株元から2~3cmの、木のように固まっている部分を切り挿し木にします。
- 切り口に水苔を巻き付け、ポットに入れます。
- 水苔が乾いたら水やりをしましょう。
- 日陰か半日陰で保管し、根が十分に生えたら鉢植えか地植えに植え替えます。
増やし方③種まき
発芽適温は15℃~20℃で、適期は3月~5月上旬、もしくは9月~10月です。
種まきの手順
- 種が細かいので、湿らせたピートバンや赤玉土(小粒)を平たい容器に入れ、そこに種を上からばらまきます。
- 発芽までは、土が乾かさないように水やりをしましょう。
- 適度に間引きながら草丈が5~10cmほどに成長したら、鉢植えか地植えに植え替えます。
ヒューケラの枯れる理由
土壌の水はけが悪い
ヒューケラの枯れる原因は、蒸れと強い日差しからです。株元が蒸れる原因は、水はけの悪い土壌にあります。土壌の水はけが悪いと、夏に肥料の養分が残り根や茎が腐り枯れてしまうからです。そのため、水はけのよい土壌に変える必要があります。
強い日差しに当てている
強い日差しの場合は、半日陰に移動するなど直射日光を当てないようにしましょう。また、葉が枯れる場合は、茎の立ち上がりを確かめます。茎が立ち上がっていれば、根が生きている証拠です。株元にバークチップや腐葉土を、茎が隠れるようかぶせましょう。そうすることで、株が若返ります。
まとめ
ヒューケラは、品種改良により種類が多く、日陰に強いためシェードガーデンに欠かせない植物です。花言葉の「きらめき」は色鮮やかなカラーリーフを表し、種類によっては季節ごとに葉の変化がみられます。初心者でも育てやすい植物なので、ガーデニングの彩りにぜひ育ててみてください。