⑧増やし方
ドラセナコンシンネの増やし方は、剪定で出た枝を活用する挿し木が一般的です。コンシンネの上の方にある元気な枝を葉をつけたまま20cm程度にカットし葉を3~4枚残して挿し穂をつくりましょう。枝の切り口を斜めに切って水に数時間漬け、栄養分のない清潔な土に挿し木すると発根(2~3ヶ月)するので鉢上げします。
⑨仕立て方
ドラセナコンシンネの幹は柔軟性がありますので、曲がり仕立てを楽しめます。柔らかい幹を選び、ワイヤーやひもでくせをつけますが、幹がポキっと折れないように注意してくださいね。ドラセナコンシンネが上へ上へと育つ性質を利用し、鉢を傾けたり倒したりすると個性的な曲がりができるでしょう。
⑩病害虫対策
病気
春~秋、うどん粉病や炭疽病にかかるかもしれません。うどん粉病はカビが原因で、薬剤散布で対処しましょう。また、炭疽病は葉に病原菌が感染し、黒褐色の斑点が現れ、放置すると枯死します。室内でも、換気の悪さや乾燥で病気にかかることがあります。病変のある葉はすぐ取り除き、薬剤散布が必要です。
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ボタニ子
ボタ爺
成長過程でよくあることで、病気ではない。しかし秋に緑の葉が落ちたら、急な温度低下が原因じゃ。暖かい場所に移そう。
害虫
ドラセナコンシンネにはハダニやカイガラムシがつくかもしれません。ハダニは葉の表面が白っぽくなり、かすり状の模様が兆候です。赤い点が動くように見えるハダニは赤ダニとも呼ばれ、成虫は0.5mmほどで、梅雨が終わるころから発生します。また、カイガラムシの成虫はブラシでこすり取り、幼虫は薬剤で駆除しましょう。
ボタ爺
病害虫を早期発見、早期対処すればドラセナコンシンネを守れるのじゃ!
まとめ
細い葉や幹がエレガントで、花言葉「真実さ」を持つドラセナコンシンネをご紹介しました。熱帯雨林がふるさとのドラセナコンシンネは、冬がある日本では地植えよりも、室内栽培をおすすめします。日々の手入れも簡単で、初心者の方でも育てられますので、今度部屋に飾る観葉植物の候補にしてみてはいかがでしょうか。
ドラセナコンシンネの下の葉が落ちるんです。それに色も黄色くなって。病気でしょうか。