ドウダンツツジの育て方!剪定方法や挿し木での増やし方などをご紹介!

ドウダンツツジの育て方!剪定方法や挿し木での増やし方などをご紹介!

ドウダンツツジは可愛らしい花と紅葉することから人気の高い植物です。丈夫で剪定に強いので生垣にもなります。ドウダンツツジを家庭で育ててみたいと思いませんか。今回はドウダンツツジの育て方や剪定の仕方などを紹介します。育て方を覚えて美しい花と紅葉を楽しみましょう。

記事の目次

  1. 1.ドウダンツツジの概要
  2. 2.ドウダンツツジの花言葉
  3. 3.ドウダンツツジの種類
  4. 4.ドウダンツツジの育て方
  5. 5.ドウダンツツジの育て方(植え付け・植え替え)
  6. 6.ドウダンツツジの育て方(肥料・水やり)
  7. 7.ドウダンツツジの育て方(剪定)
  8. 8.ドウダンツツジの育て方(夏越し・冬越し)
  9. 9.ドウダンツツジの育て方(病害虫対策)
  10. 10.ドウダンツツジの増やし方
  11. 11.まとめ

ドウダンツツジの育て方

出典:写真AC​​​​​​

ここからは、ドウダンツツジの育て方について紹介します。日本固有種であるドウダンツツジは強健さもあって、それほど手間はかからない植物です。しかし植え方や剪定の仕方、肥料や病気・害虫の防除の仕方など適切な手入れを行えば、より美しく健康に育てられます。適切な作業の仕方を覚えて、ドウダンツツジを美しく育てあげましょう。

ドウダンツツジの管理の仕方:一年間の管理表

作業の適期 行う作業・開花時期
4月~5月 開花時期
2月下旬~4月・10月~1月上旬 植え付け・植え替え
5月~6月・2月~3月 肥料(鉢植え)
5月~6月・2月~3月 肥料(地植え)
5月~6月 剪定

上記の表は、ドウダンツツジの一年間の大まかな管理スケジュールをまとめたものです。ただし、各作業の適期は品種や地域の気候条件などによって変わることがあるので、あくまでも参考程度に考えてください。ここからは、植え方や作業方法、肥料の仕方、病気や害虫の防除方法など、各作業の詳細について紹介します。

ドウダンツツジの育て方(植え付け・植え替え)

育て方のポイントその①:植え付け・植え替え

Photo bylanailic

厳冬期の植え付け・植え替えと深植えは避ける

ドウダンツツジの植え付け・植え替えの適期は芽出し前と落葉期に行います。落葉期に行う際は、厳冬期を避けておこなうようにしましょう。植え付ける際の注意としては、深植えにならないようにすることがあげられます。ドウダンツツジの根は浅く広く張る性質があるため、深植えすると根が呼吸できず、最悪枯れる可能性があるからです。植え付け後、しばらくの間は支柱を立てて安定させましょう。

どんな土がよいか?

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ドウダンツツジが好むのは、水はけも水もちもよい有機質豊富な弱酸性の土壌です。地植えでの植え付け・植え替えには、植穴を掘った際に出た土に堆肥や腐葉土を2、3割混ぜておきましょう。鉢植えの植え付け・植え替えには、赤玉土(小粒)か鹿沼土(小粒)6:腐葉土4、もしくは赤玉土5:ピートモス3:腐葉土2の割合で作った土を使用します。土作りが面倒な場合は、市販の培養土を利用してもOKです。

鉢植えの植え替えは?

Photo byPublicDomainPictures

鉢植えの植え替えは、根が詰まって鉢底から根が出てくる状態になったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの適期は植え付けの適期と同じです。鉢植えの植え付け・植え替え方法については、下記をご覧ください。

鉢植えの植え付け・植え替え方法

  1. 鉢は植え付ける場合は苗木よりも一回り大きなサイズを、植え替えの場合は以前の鉢よりも一回り大きなサイズを用意する。
  2. ドウダンツツジの根についている土を3分の1ほど落としておく。
  3. 鉢に土を入れ、ドウダンツツジの苗木を植え付ける。ドウダンツツジは根の張りが浅いので、深植えにならないように気をつける。
  4. 木が倒れないように、支柱を立てておく。その後、水を鉢底から染み出るくらいたっぷり与えて土を落ち着かせる。

ドウダンツツジの育て方(肥料・水やり)

育て方のポイントその②:肥料の与え方

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鉢植えも地植えも、肥料の適期は休眠期の2月から3月と開花後の5月から6月です。この時期に固形の油粕などの有機質肥料、あるいは緩効性化成肥料を与えておきます。ただし、窒素分の多い肥料を与えると花つきが悪くなるので、肥料の成分には注意しましょう。

育て方のポイントその③:水やり

Photo bymanfredrichter

地植えの場合

基本的には必要ありません。ただし乾燥した日が続く場合は水やりをしましょう。根の張りが浅いドウダンツツジは乾燥に弱い植物です。特に初夏から夏にかけての花芽が形成される時期に水切れを起こすと、翌年の花つきが悪くなり、秋の紅葉にも悪影響を与えてしまいます。雨が降らない時期は乾燥対策として、株元にパークチップや藁を敷いておくのもおすすめです。

鉢植えの場合

土の表面が乾いた時に、鉢底から水が出るまでたっぷりと与えるのが基本です。あまり水を必要としなくなる落葉期は、やや乾燥気味の状態になるように管理します。

ドウダンツツジの育て方(剪定)

育て方のポイントその④:剪定方法

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花を楽しみたいなら夏以降の剪定はNG

ドウダンツツジの剪定は花が終わった後すぐ、時期的には5月中旬から6月に行います。ドウダンツツジは夏に翌年の花芽を作るので、夏以降に剪定すると翌年に花が見られなくなってしまうからです。ただし紅葉だけを楽しみたいなら、一年中どの時期でも構いません。

剪定しない選択もあり

前にも触れましたが、ドウダンツツジは剪定が絶対必要な植物ではありません。自然な樹形にしたい、もしくは大きく育てたいなら剪定しないで育てても大丈夫です。むしろ花や紅葉を楽しみたいなら、大きく育った自然な樹形のほうがよいでしょう。ただその場合でも、枯れ枝や伸び過ぎた枝、混み入った枝などを切り落とす間引き剪定を行ったほうが美しい姿を楽しめます。

生垣にする場合の剪定の仕方は?

出典:写真AC​​​​​​

生垣のように樹形を整える必要がある場合は、花が終わった後に刈り込んで樹形を整えます。その後に伸びた枝や枯れ枝などを見つけたら、その都度除去しましょう。花を咲かせないなら、刈り込みは夏以降でもかまいません。なお、生垣で紅葉を楽しみたい場合は、日当たりのよい場所を選びましょう。日当たりが悪いと綺麗に紅葉しないからです。

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ドウダンツツジの育て方(夏越し・冬越し)

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