スーパーアリッサムとは？手入れや寄せ植えなどのアレンジ方法を紹介！

スーパーアリッサムの手入れについて詳しく紹介していきます。育て方や増やし方、冬越し、肥料の与え方など、スーパーアリッサムを元気に大きく毎年咲かせるための管理をしましょう。おもな開花時期は4月から6月と10月に盛んですが、その他の時期は寒冷地以外なら少し手を加えると1年を通して開花してくれます。

植物は「切り戻し」をしないと、そのまま上に伸びてしまい「わき芽」だけが成長できないので大きく茂りません。そのため花数が少なくなってしまいます。切り戻しで伸びて来た葉先を切ることは、風通しもよくなり日当たりも均一になるので花数も増えます。ひと手間かけることで旺盛な開花が楽しめます。

スーパーアリッサムの増やし方には種まき・挿し木・株分けの方法があります。一般的には種まきの発芽率が高いのですが、アリッサムと違いスーパーアリッサムは挿し木での成功率が高いので、挿し木での増やし方にチャレンジしてみてはいかがでしょう。挿し木においてのポイントをまとめてご紹介します。

• 挿し木するのは元気のよいものを選びます。
• 挿し木する元の切り口は鋭く切り、水分が必要なので水揚げしましょう。
• 発根率をあげるために発根促進剤を使います。（ネメデール・ルートンなど）
• 通水性を考えて小粒の赤玉土などが適しています。
• 発根するまでは半日陰で乾燥させないように水やりをしましょう。
• 発根したら根腐り防止のために水やりを控え、少しずつ日光に慣らします。
• 挿し木に最適の時期は4月～6月頃です。

スーパーアリッサムは鉢植えや地植えで育てることができます。酸性の土壌が苦手なので植える前には中和させておきます。また地植えをした後の植え替えは根が崩れやすく、根を傷めると枯れやすく移動は難しいので、地植えする場所をしっかり決めてから植えるのが好ましいです。

スーパーアリッサムの冬越しは耐寒温度が－5℃ですが、霜があたったり冷たく強い風にさらされていたりすると枯れてしまいますので軒下に移動しましょう。もし地上部が枯れても水の管理をしていれば暖かくなると芽が出てきます。夏の管理としては耐暑性も強いですが近年の酷暑は辛いはずです。直射日光が当たらない風通しの良い場所に移動し水やりは土に直接与え、日中は避けましょう。高温多湿には要注意です。

スーパーアリッサムの育て方で一番重要なのは水やりです。乾燥気味を好むので水をやり過ぎると根腐れをおこし枯れてしまいます。土がしっかり乾いてから水やりをしましょう。また水のやり過ぎは下葉を黄色くしてしまいます。鉢植えの場合は生育時期の春と秋には毎日水を与え、夏は生育が弱るので控え目にします。冬も水を定期的に与えないと枯れてしまうので水やりの管理は必要です。

スーパーアリッサムを鉢植えで管理している場合は根詰まり防止になるので、毎年植え替えをしましょう。植え替えの時期は3月または9月下旬頃から10月中旬が最適です。根詰まりしている場合は根を崩さないようにして、ひとまわり大きな鉢に植えます。根を傷めると枯れてしまうので注意が必要ですが、上手く株分けすることもできます。

満開の花がほぼ終わり、形が崩れてきたら1/3くらい残して剪定をしましょう。形を整えるとともに新芽が出て株も大きくなりますし、蒸れ予防のためにも定期的に剪定をしてあげることが大切です。特に梅雨時や夏の多湿時期に入る前にはしっかりと剪定をし、枯れた葉も取り除き手入れします。

スーパーアリッサムは肥料が大好きな植物です。肥料が切れると葉が黄色くなったり花を咲かせなくなってしまいます。そのため夏までは月に1回は置き肥をし、2週間に1回液体肥料を与えます。真夏は花が休息する時期なので肥料は与えず、夏の終わり頃にはまた肥料を与え始めます。

スーパーアリッサムは、どんな植物とも合う名脇役なので寄せ植えにも人気があります。草丈が短く花も小さく控え目なので、引き立て役として合わせる植物を選ばずたいへん重宝します。いろいろな寄せ植えを楽しむことができますが、寄せ植え作りでのポイントは同系色または反対色で統一することです。素敵なオリジナルの寄せ植えを作ってみましょう。

「優美」とは「上品な美しさ」や「しとやかな美しさ」などの意味を持ちます。小さな花がまとまって可憐に咲いている控え目な姿から付けられました。

「美しさを越えた価値」とは可憐で美しいだけではなく、寒い冬や暑い夏も乗り越えていく強さから付けられました。スーパーアリッサムならではの花言葉ですね。

スーパーアリッサムの魅力はいかがでしたか？ガーデニング初心者でも手入れしやすいスーパーアリッサムを庭や玄関先などに飾ってみてはいかがでしょう。「咲いては散る」を繰り返す小さな姿にかけがえのない愛おしさを感じるかもしれません。小さな花との長い付き合いを楽しんでみませんか？