クレマチス「夜叉姫」の植え替え方法
植え替え方法①植え替えの適期
基本的にクレマチスは一年中植え替えできる植物ですが、冬眠中の12月~2月がもっとも植え替えに適しているといわれています。北海道、東北などの寒冷地域では真冬の植え替えを避けましょう。
植え替え方法②植え替えのコツ
植え替えを嫌うといわれるクレマチスは、根がとてもデリケートです。掘り出し、植え付けともに、根が傷つかないように注意して作業を行いましょう。植え替えたら、つるの長さや株の大きさに合った支柱を取り付け、たっぷりと水やりをしてください。
クレマチス「夜叉姫」の管理
クレマチスを上手に育てるためには、剪定と花後の処理が重要です。
管理①剪定のやり方
クレマチスの剪定は花期が終わる前に行いましょう。新枝咲きの夜叉姫は新しい枝にしか花が付きません。枝の新旧を管理しなくてよいため、比較的剪定の難易度が低いです。混んでいるつるがあれば、風通しがよくなるように切り落としましょう。
管理②花後の処理
クレマチスの花後に花がらをそのままにしておくと種子生成に栄養を取られるため、全体の元気がなくなってしまいます。花後はこまめに花がらを摘み取るようにしましょう。
クレマチス「夜叉姫」の病気
日常管理をしっかりしていれば、クレマチスは病気にかかることはほとんどありません。しかし土質や通気性が悪いと、病気にかかってしまうことがあります。夜叉姫を育てる際に気を付けたい病気を見ていきましょう。
立枯病
未熟な腐葉土が用土に混ざっていると、立枯病にかかりやすくなってしまいます。地面近くの茎が褐色や黒色に変色していたら、立枯病を疑ってください。進行すると地上に出ている部分が枯れてきますが、地中の株が元気であれば新芽が出てくれます。
白絹病
白絹病は立枯病と似ており、未熟な腐葉土が混ざっているとかかりやすくなる病気です。地面近くの茎や周りの土が白茶けてくるのが、立枯病との違いです。
うどんこ病
うどんこ病は植物同士が混み合い、通気性が悪くなるとかかりやすくなる病気です。葉の表面が白くなるという症状があります。うどんこ病の薬剤は、市販のものを選べば大丈夫です。
葉枯病
葉の先端が黄色や褐色に枯れる葉枯病の原因はうどんこ病と同じく、通気性が悪いとかかりやすいです。葉枯病の薬剤も市販で販売されています。
クレマチス「夜叉姫」の害虫
クレマチスの新芽はアブラムシが集まりやすいです。株元に粒型の殺虫剤を配置することで予防できます。他にもハダニなどの害虫が寄るため、もし虫食い葉が見られたらその都度対処しましょう。
まとめ
夜叉姫はクレマチスのなかでも大輪咲きで、人気のある品種です。硬派な印象のかっこいい名前から、興味の湧いた人も多いのではないでしょうか。夜叉姫は新枝咲きで、クレマチスのなかでも難易度の低い品種です。この機会に、夜叉姫を庭や部屋に迎え入れてみませんか。