サクラソウ(桜草)とは?種まき・植え替えの時期や種の取り方を紹介

サクラソウ(桜草)とは?種まき・植え替えの時期や種の取り方を紹介

サクラソウは春を彩る花の1つです。可憐で可愛らしい花を一度にたくさん咲かせる様は、まさに春の到来を告げてくれます。しかし、実際にサクラソウを育てるとなると、なかなか難しいと感じる方も多いことでしょう。サクラソウの育て方について詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.サクラソウとはどんな植物?
  3. 3.サクラソウの育て方
  4. 4.サクラソウの増やし方
  5. 5.サクラソウで注意する病害虫
  6. 6.サクラソウの管理方法
  7. 7.まとめ

サクラソウで注意する病害虫

出典:写真AC

サクラソウにはいくつか注意したい病害虫があります。なかには気付かないでいると、あっという間に枯れてしまう恐ろしいものもあるのです。サクラソウの病害虫を順にご紹介します。

病気

サクラソウで注意したい病気は灰色カビ病です。灰色カビ病は低温多湿で発生しやすく、一度かかってしまった株は処分するしかありません。花や葉に灰色のカビが見つかったらすぐに抜き取り、殺菌剤をまいて病気の拡散を防ぎましょう。水はけのよい土を使い風通しをよくして、窒素分の多い肥料を避けることで予防できます。

害虫

ハダニ・アブラムシ・ヨトウムシ

Photo by harum.koh

乾燥しすぎると発生しやすい害虫がハダニです。ハダニは霧吹きで葉に水をかけたり、水やりをきちんとおこなったりすることで防げます。アブラムシも暖かくなると株全体について、ひどい場合にはあっという間に枯れてしまうため要注意です。ハダニとアブラムシは殺虫剤の散布で防除します。ヨトウムシも見つけ次第捕殺しましょう。

ネコブセンチュウ

根に寄生するネコブセンチュウは、根がコブ状に変化します。増えすぎると根がコブだらけになって生育にも悪影響が出るため、急いで対処しましょう。寄生された部分は取り除き、鉢は煮沸消毒してから新しい土で植え替えてください。パストリア水和剤で被害を低減させられます。

サクラソウの管理方法

花後の手入れ

サクラソウは春に新しい根をつくり、地茎として地表に出てくることがあります。そのまま放置しておくと乾燥して傷んでしまうため、土をかぶせてあげましょう。増し土と呼ばれる作業で、水やりなどで土が減った場合にもおこないます。また、花のあとに種を採る予定がないときには、花がらを摘んで栄養を取られないよう手入れしてください。

夏越しのさせ方

出典:写真AC

夏の強い日差しと乾燥に弱いため、夏には風通しのよい半日陰に移動させましょう。雨が直接当たらないことも大切です。地植えにする場合には落葉樹の下に植えてください。

冬越しのさせ方

フリー写真素材ぱくたそ

サクラソウは耐寒性があるため、冬越しは特に気にかけることはありません。ただし耐寒性があるとはいえ土が凍る心配があるときには、防霜シートをかぶせてあげるとよいでしょう。

まとめ

出典:写真AC

サクラソウは春になると白やピンクなどの花をたくさん咲かせて、庭を彩ってくれる素敵な花です。ぜひサクラソウを育てて華やかな春を楽しんでください。

koroton
ライター

koroton

満開の花畑でコロコロしたいです。

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