ハツユキカズラとは?
雪をうっすらとかぶったような、緑色の葉に白色やピンク色の葉がまじったハツユキカズラは、寄せ植えや庭のグランドカバーとして親しまれている日本原産つる性常緑植物です。つる性の常緑低木のテイカカズラの園芸種で、名前の由来は謡曲「定家」とされ、カズラはつる性を表す言葉です。
基本情報
学名 | Trachelospemum asiaticum ’Hatuyukikazura' |
和名 | 初雪蔓(はつゆきかずら) |
科名 | キョウチクトウ科 |
属名 | テイカカズラ属 |
原産国 | 日本・朝鮮半島 |
花色 | 白 |
草丈 | 10~20cm(つるの長さ50cm) |
日照 | 日なた~半日陰 |
耐暑性・耐寒性 | つよい・つよい |
難易度 | ★ |
ハツユキカズラの栽培環境
ハツユキカズラは耐寒性や耐暑性にすぐれ、病気もほとんどなく日なたから半日陰まで栽培が可能で手入れがしやすい植物です。美しい葉色を楽しむにはある程度の日照が必要ですが、基本的にはどんな場所でも植え付けは可能です。夏場の強すぎる日ざしでは葉が焼けることもあります。
ハツユキカズラの花言葉
ハツユキカズラの花言葉はふたつあり、「化粧」と「素敵になって」です。「化粧」という花言葉は春から秋にかけて、みどり色の葉にピンク色の新芽があらわれ、そして白色に変化していくさまが由来となりました。また「素敵になって」は、つややかなみどり色の葉がつるを伸ばしながら白色に変化していく様子が由来です。
ハツユキカズラの育て方
ハツユキカズラは、あまり手入れが必要な植物ではありませんが、より美しい葉色にするために植え付けや肥料、水やりなどに気を付けるとさらに美しさを楽しめます。また、あまり放任しすぎると姿がみだれるので、仕立て方も含めて管理方法も見ていきましょう。栽培難易度が低く、園芸初心者の方におすすめしたい植物です。
ハツユキカズラの育て方①用土
ハツユキカズラの用土は、肥沃で水はけのよい土が栽培に適しています。葉色を美しくするには日当たりも大切ですが、真夏の日ざしで土が乾燥しすぎるのもよくありません。鉢植えで育てるときは、植え替えをして土のリフレッシュをしましょう。
庭植えの用土
庭植えの場合は、春から夏にかけて午前中の日当たりがよい場所であまり乾燥しすぎない場所を選ぶとよいでしょう。乾燥しすぎや肥沃な用土でないときは、腐葉土を20cmくらい掘り起こしてすきこむと、土壌の改良ができます。
鉢植えの用土
草花用の培養土を使用するのがおすすめですが、自分で用土を配合する場合は、赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1で、通気性のよい用土にします。根がつまると葉色がきれいにでないので、一年ごとの植え替えは欠かせません。また、水はけがわるいと根腐れをしたり病気や害虫をまねくことがあるため、注意が必要です。
ボタニ子
次は「ハツユキカズラの育て方②植え付け」を紹介します。