ニッコウキスゲとは?花の特徴や開花時期・名所を紹介!家でも育てられる?

ニッコウキスゲとは?花の特徴や開花時期・名所を紹介!家でも育てられる?

ニッコウキスゲは正式名を「禅庭花(ゼンテイカ)」といいます。夏になると日光の戦場ヶ原や尾瀬、霧ヶ峰など山地の高原に黄色の花を咲かせます。そこでニッコウキスゲの概要と名前の由来、花の特徴や開花時期と花言葉、名所や家での育て方もあわせてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ニッコウキスゲとはどのような植物?
  2. 2.ニッコウキスゲの特徴
  3. 3.ニッコウキスゲの名所
  4. 4.ニッコウキスゲの育て方
  5. 5.まとめ

ニッコウキスゲの名所

出典:写真AC

ニッコウキスゲは、北海道から本州中部の高原に生育しています。名前の由来となった日光市の戦場ヶ原が有名ですが、他にも「霧降高原」、長野県の「霧ヶ峰」や「車山」、福島県・新潟県・群馬県の3県にまたがる「尾瀬」が名所として有名です。しかし、ニッコウキスゲは鹿の食害により花数が減ってきている高原もあり、鹿柵を設け対策を行っている場所もあります。

名所①霧降高原(きりふりこうげん)

出典:写真AC

栃木県日光市の霧降高原は、赤薙山(あかなぎさん)の斜面に広がる標高1200mの高原です。高山植物の宝庫といわれ、ニッコウキスゲの名所として知られています。6月下旬~7月中旬まで約26万株のニッコウキスゲが見頃をむかえます。群生地のキスゲ平園地にはハイキングコースが整備されているため、気軽に散策にでかけてみてはいかがでしょうか。

名所②尾瀬

尾瀬は水芭蕉(みずばしょう)で有名な場所ですが、水芭蕉と並んで有名なのがニッコウキスゲです。見頃は7月中旬~8月上旬で、多くの観光客が訪れています。しかし、尾瀬ヶ原のニッコウキスゲは鹿による食害がひどく、近年は数が激減していますので残念ながら大群生を見ることができません。近くの大江湿原では鹿柵が設置されているため、被害が少なく尾瀬ヶ原より多くニッコウキスゲを見られます。

鹿が湿原の植物の根や芽を食い荒らす被害が多発しています。

ボタ爺

ボタ爺

ニッコウキスゲは、根や芽を食べられると復活するまで数年かかる成長の遅い植物なんじゃ。

名所③霧ヶ峰・車山

長野県の霧ヶ峰高原は、約600種類の高山植物の宝庫として有名です。7月中旬~8月上旬にはニッコウキスゲが絨毯のように咲き誇り観光客に癒しを与えてくれます。中でも標高1925mの霧ヶ峰の主峰「車山」の東側に広がる車山高原もニッコウキスゲの名所です。車山や霧ヶ峰へ向かうにはビーナスラインを使うのがおすすめです。ニッコウキスゲが咲く高原の中を涼しい風に吹かれながら天空ドライブを楽しみましょう。

ビーナスラインは、長野県茅野市街と美ヶ原高原をつなぐ約76kmの観光道路です。車山や霧ヶ峰の他、白樺湖や八ヶ岳へも向かえます。

次のページで「ニッコウキスゲの家庭での育て方」を解説します。

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ニッコウキスゲの育て方

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