ソルダムとは
ソルダムとは、すももの品種のひとつです。すももには、西洋すももと日本すももの2種類があり、この2種類を掛け合わせてできたのがソルダムと呼ばれています。明治時代後期~大正時代にアメリカから輸入されたことをきっかけに、日本での生産が始まりました。皮は緑色~赤色で、果実は赤色、甘酸っぱいみずみずしい味わいが特徴です。
基本情報
分類 | バラ科 |
原産国 | アメリカ |
主な産地 | 山梨県、和歌山県、山形県 |
大きさ | 80~150g |
旬の時期 | 7~8月 |
ソルダムの特徴
ソルダムは、日本すももの「大石早生(おおいしわせ)」という品種と、西洋すももとの交配でできた品種です。皮が緑色の状態でスーパーに並んでいることが多いですが、このときの実はまだ固く、酸味を感じやすい状態です。実が熟すと、皮の色も赤く変化していき、甘さが増していきます。
旬の時期
ソルダムの旬は7~8月ごろです。市場に出回るときは皮が緑色のものがほとんどですが、実はまだ未成熟の状態なので、完熟で食べたい場合は新聞紙などで包んで追熟させるといいでしょう。
ソルダムの栄養
ソルダムには栄養がいっぱい詰まっています。どのような栄養があるのか、効能とあわせてご紹介します。
クエン酸
ソルダムには、酸味のもとともなるクエン酸がたくさん含まれています。クエン酸は疲労回復の効能があるといわれているため、夏バテ対策にはぴったりです。
アントシアニン
ソルダムには、ポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれています。アントシアニンには、疲れ目に効く効能があるといわれているため、デスクワークの方は積極的に取りたい栄養素ですね。
カリウム
ソルダムには、むくみ対策や、高血圧に効くといわれているカリウムが含まれています。カリウムには、体の中の水分を適切に保ってくれる栄養素です。ちょうど旬の時期のソルダムを食べれば、夏場のむくみ対策にもなりますね。
葉酸
ソルダムには、葉酸も多く含まれています。葉酸は、血液を作る栄養素なので、貧血を予防する効果が期待されています。女性にうれしい栄養素といえるでしょう。
ソルダムとプラムの違い
プラムは、すももを英語にしたときの言葉です。ソルダムは西洋スモモと日本スモモの掛け合わせでできた種類なので、すももの一種です。つまり、プラムという果物の種類のひとつにソルダムがあるということになり、広い意味では同じ果物のことを指します。
ボタニ子
次はソルダムの食べ方を紹介します!
出典:写真AC