山葡萄の利用方法
実もつるも利用できる山葡萄ですが、有名なのはやはり山葡萄のつるで編んだバッグや手提げかばんなどでしょう。どんなものがあるか、つると実の利用方法をそれぞれご紹介します。
つるの利用方法①手提げかばん
ゴムの様に伸縮性のある山葡萄の樹皮ですが、かばんにまで加工するのは途方もない時間と手間暇がかかっています。そのため、大きさによっては十万越えもある高級品です。しかし、その丈夫さといつの時代も愛される美しい見た目はまさに一生もの。使い込むほどに滑らかでしっとりとした存在感ある見た目に変わっていきます。
親から子へ子から孫へ
山葡萄のつるで作られたかばんは丈夫だとお伝えしましたが、どれほど丈夫なのでしょうか。それは親から子へ、子から孫へと使い続けられるほどといいます。ほころんだり傷んだりしたときも、メーカーへ問い合わせれば修理してくれることも多いです。実際に手に取ってみればその素晴らしさがよくわかるでしょう。
つるの利用方法②リース
伸縮性のある山葡萄のつるは、季節の花を飾るリースの土台としてもよく活用されます。リースの土台の大きさはバリエーション豊富で、ハンドメイドを楽しむ多くの人に利用されています。
実の利用方法①ジュース・ワイン
ポリフェノール豊富な果汁はジュースやワインにも加工されています。ジュースはそのまま飲めるタイプから、濃い原液タイプまでさまざまです。その土地で誕生した新しい品種をワインにしていることもあります。
実の利用方法②ジャム
山葡萄はジャムにも加工されます。賞味期限も長いのでお中元などのギフトにも人気です。お子様からお年寄りまで楽しめる素朴な味わいです。
まとめ
山葡萄の魅力をご紹介しました。野山に自生していた山葡萄の魅力を見出し、自分たちの暮らしに取り込んだ先人たちの知恵が光るものばかりでしたね。栽培する際は害虫卓策を十分にし、季節の移ろいを山葡萄とともに楽しんでみてはいかがでしょう。