グミの木とは?品種・特徴やその見分け方、栽培のコツまでご紹介!

グミの木とは?品種・特徴やその見分け方、栽培のコツまでご紹介!

グミの木は赤く甘い実のなる木です。赤い果実は食用になりますが市販されることはありません。公園樹や庭木として多く育てられています。グミの木は品種が多く、それぞれに特徴があります。品種の見分け方や果実の旬、栽培のコツ、代表的な品種をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.グミの木とは
  2. 2.グミの木の品種と特徴
  3. 3.グミの木栽培のコツ
  4. 4.まとめ

グミの木とは

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グミ(茱萸、胡頽子)とはグミ科の植物の名前です。グミの赤い実はお菓子のグミを想像させますが、お菓子のグミとはなんの関係もありません。グミの品種は多く、アジアからヨーロッパ、北アメリカに60種ほどが自生します。また性質も多様で、落葉樹、常緑樹の両方があり、大木になるものもあれば、生垣にぴったりの低木のものもあります。多くの種類で果実は食用になります。

基本情報

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グミの仲間は庭木や公園樹として多く利用され、小さくてかわいらしい花や赤い実は観賞用として楽しまれたり、食用にできる実は採って食べられたりします。

名称 グミ(茱萸、胡頽子)
学名 Elaeagnus
分類 グミ科グミ属
分布 北アメリカ、ユーラシア〜東アジア、オーストラリア

日本自生のグミ

日本には約15種が自生しています。グミの木は常緑種と落葉種のふたつの種類があります。違いは落葉性は耐寒性が強く、常緑性は耐寒性に弱く、耐陰性が強いところです。

星状毛

グミの仲間には、小さな粒々した斑点のようなものが葉や花についている種類もあります。これは星状毛と言って植物の気孔を覆い、乾燥するのを防ぐために発達したものです。

グミの花

グミの花には花弁が無く、筒状のガクの先端が4つに分かれており、甘い香りを放つ種類も多いです。グミの仲間は1〜3年枝に伸びた枝の節から花を付け、実は筒状のガクの根元の部分にできます。

グミの果実とは?

販売されていない

グミは昔から食べられてきましたが、スーパーや果物屋で販売されることはほとんどありません。グミの実は一般家庭の庭で栽培され、家庭で採って食べられている果物です。

グミの味

果実として食べられるグミの実は皮が薄いため、収穫してそのまま食べられます。実は少しとろみがあり、とても甘い味です。熟していない実や種類によっては、タンニンによるしぶみがあります。たくさん収穫してジャムにするのもおすすめです。

グミの果実の栄養成分

グミの実にはたくさんの栄養成分が含まれています。いくつかご紹介しましょう。

  • パントテン酸
  • タンニン
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • リコピン
  • βカロチン

グミの木の見分け方

グミの木は種類が多くありますが、その簡単な見分け方をご紹介しましょう。

常緑か落葉か?

見分け方のひとつは冬の時期に落葉するかどうかです。

  • 落葉性…ナツグミ、ビックリグミなど
  • 常緑性…ナワシログミ、セイヨウグミなど

果実の旬

種類によって実が赤く熟す時期が違います。

  • 4月〜5月…ナワシログミ
  • 5月〜6月…ナツグミ
  • 6月〜7月…ビックリグミ
  • 9月〜11月…アキグミ

ボタニ子

ボタニ子

次はグミの木の品種と特徴を紹介します!

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グミの木の品種と特徴

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