マルベリー(桑)の育て方と利用法!霊力が宿るという話は本当なの?

マルベリー(桑)の育て方と利用法!霊力が宿るという話は本当なの?

スーパーフードとして注目のマルベリーは、美容にうれしい栄養が豊富な上、育て方も簡単な植物です。マルベリーの特徴、育て方、おいしい食べ方と体にうれしい効能、桑の実色についてなど、お茶や漢方の生薬としても活躍する理由を探ってみましょう。

記事の目次

  1. 1.マルベリーとは
  2. 2.マルベリーの育て方
  3. 3.マルベリーの利用法
  4. 4.マルベリーの効能
  5. 5.まとめ

マルベリーとは

基本情報

Photo byjanaprusova

和名 桑(クワ)
どどめ(土留め)
学名 Morus alba
英名 Mulberry
クワ科 Moraceae
クワ属 Morus
形態 落葉中高木
耐寒性 強い

植物としての特徴

マルベリーはクワ科クワ属の果樹で、日本ではクワ(桑)と呼ばれます。古くから日本に自生する「ヤマグワ」や、絹を生産するための蚕(カイコ)の飼料となる「カラヤマグワ」などが利用されてきました。種間交雑しやすいため、品種や変種が約1,400~1,500種と多く、「西洋桑」は果実を収穫するための品種です。

日本への導入

マルベリーが日本にやってきたのは8世紀の奈良・平安時代で、中国から蚕とともに伝わりました。かつては盛んに栽培されましたが、今では山や公園で見かける程度です。中国では蚕が食べる神木と考えられ、さらにヨーロッパ、インド、中東などではジャムや漢方薬の原料、染料として利用されます。

木の特徴

マルベリーは落葉性の高木で15mほどにも達することもありますが、多くは主幹を切り、高さ約2~3mで育てます。幹は直立し分岐し、樹皮はくすんだ灰色です。基本的に雌雄異株ですが、同株の種類もあります。根は漢方の生薬や染料として利用されます。

葉の特徴

薄くツヤのある黄緑色の葉をつけ、縁に粗い鋸歯がみられます。尖った鋸歯があればヤマグワの葉なので、カラグワと見分けられます。葉には柄があり、長いハート型に近い楕円形で、浅く3~5裂し先端は尖っているのが特徴です。葉は健康維持にうれしい効能を持つ桑の葉のお茶に加工されます。

花の特徴

5月ごろに穂状花序(軸に並ぶように花をつける)を出し、雄花と雌花をつけます。円柱形で垂れ下がり、雄しべ4本と中央に退化した雌しべがあれば雄花、基部につく花柱のない雌しべがあるものが雌花です。淡い黄緑色の小さな無花弁花を密生させます。マグワには短い花柱があるのでカラグワと区別できます。

果実の特徴

Photo by issyeyre

マルベリーの収穫期は6~8月で、花が終わると縦長の楕円の実がなり、熟すにしたがって緑から赤黒く色づきます。ラズベリーのように小さな粒が集合して1個の果実を構成しています。日本では流通は少なく、ドライフルーツやジャムに加工されたり、染料として使用されることが大半です。

果実の色

桑はどどめ(土留め)とも呼ばれ、「どどめ色」といえばこの桑の実の色を指すことがあります。また、日本の伝統色でいう桑の実色とはこの果実の色で、暗い赤紫色です。樹皮も染料として使われ、その黄色を「桑色」と呼び、混乱を避けるために桑の実の赤紫色を「桑の実色」と呼びます。

ボタニ子

ボタニ子

次はマルベリーの育て方を紹介します!

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マルベリーの育て方

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