山葡萄とは?苗からの育て方やリース・かごなどの利用方法を紹介!

山葡萄とは?苗からの育て方やリース・かごなどの利用方法を紹介!

山葡萄の特徴や魅力についてご紹介します。山葡萄はその実だけではなく、つるにも高い利用価値があります。この記事では山葡萄の特徴や利用方法、気になる育て方までご紹介します。先人たちの知恵が込められたさまざまな山葡萄の利用方法をぜひご覧ください。

記事の目次

  1. 1.山葡萄とは
  2. 2.山葡萄の特徴
  3. 3.山葡萄の育て方
  4. 4.山葡萄の利用方法
  5. 5.まとめ

山葡萄とは

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基本情報

和名(別名) ヤマブドウ(エビカズラ)
学名 Vitis coignetiae
分類 ブドウ科

山葡萄(やまぶどう)はつる性の落葉樹です。もともとは野生の環境で自生している植物で、その実は酸味が強く好んで生食にする人は少ないですが、ジュースやジャム、ドライフルーツ、ワインなどに加工したものは人気があります。また、つるにも高い利用価値があり、つるの樹皮をなめして加工して作られた「かご」などは高級品ながら根強い人気があります。

山葡萄の花言葉は多種多様

山葡萄の花言葉は「陶酔」「好意」「慈善」「酔いと狂気」「思いやり」「親切」「人間愛」などさまざまです。山葡萄のつるが他の植物にもたれかかるように伸びていく姿からは「酔いと狂気」のようなものを、さまざまな形に変化しながら人々の生活を支えてきたことからは「思いやり」「親切」といったことを感じさせてきたのでしょう。

山葡萄の特徴

山葡萄は野生の環境下で自生していると先述しましたが、近年ではその利用価値が見いだされ、もともとの野生種であるヤマブドウ(エビカズラ)をもとに、似た山葡萄の仲間や、山葡萄の変種との交配を行い栽培品種も誕生しています。そんなヤマブドウにはどんな特徴があるのかご紹介します。

特徴①つる性

山葡萄はつる性の植物です。つるを周りのものに巻き付かせながら成長していきます。山葡萄のつるの樹皮はゴムのような伸縮性を持ちます。その特性を生かし、古くから籠(かご)や草履など日用品に活用してきました。

特徴②雌雄異株

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山葡萄は雄と雌の株が異なる雌雄異株です。栽培して実を収穫したいのであれば、雄と雌の株をそれぞれ植える必要があります。雄株の花から飛んだ花粉が、雌株の花につき受粉すれば実を付けます。

開花時期は初夏

Photo by 阿橋花譜 KHQ Flower Guide

山葡萄の株が花をつける時期は5~6月の初夏の頃です。小さな花が集まり、房のような形を作ります。花が散るまでは似た見た目をしているため、雄株か雌株か区別がほとんどつきません。花が散り、そこからおしべ、またはめしべが現れます。画像は花びらが落ちた後のところです。中央のふくらみから、おしべかめしべが出てくるところです。

特徴③高い栄養価

Photo by Deacon MacMillan

山葡萄はブドウ科であるためブドウの仲間ですが、通常のブドウよりも栄養価が高いという特徴があります。特筆すべきは抗酸化成分であるポリフェノール量です。このポリフェノールの含有量は通常のブドウと比べて3倍にもなるといわれています。健康食品としても注目を集めているのはこの点にもあるといえるでしょう。

昔から、季節の移ろいとともにさまざまな形で山葡萄は活用されてきたんですね。そんな山葡萄の育て方を簡単にご紹介します。

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山葡萄の育て方

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