12月に種まきできるおすすめの花【暖地編その2】
④アリッサム
小さな花をたくさんつけるアリッサムは白い花をつけることが多いですが、種類によってはアプリコットやラベンダー、イエローなどの花もあります。花の季節は暖地・温暖地と寒地で違い、暖地・温暖地では3月~6月、寒地では5月~6月が開花時期の目安です。なお満開の季節には、あたり一面が甘い香りに包まれます。
耐寒性
高温多湿の時期が苦手で、夏以外なら冬に限らず秋や春でも種まきができます。耐寒性の強い花のため花が凍結しなければ冬でも枯れません。しかし、気温が10℃以下になると生育スピードが急激に鈍くなります。通常は秋に種まきをする花なので、寒地では凍結の心配がない4月~5月に種まきをします。
種まきから開花までのお手入れ
冬の気温が10℃以下にならない地域では、12月でも庭植えOKで、鉢植えでも屋外栽培ができます。ただし発芽に適した温度が20℃前後のため、発芽するまでは温度管理がしやすい室内を置き場にするのがおすすめです。発芽後は10℃以下にならなければ屋外での栽培でも構いません。暖かくなる季節には開花時期を迎えます。
花言葉
満開の季節になるとあたり一面に甘い香りを漂わせながら花を咲かせるアリッサムは、「美しさを超えた価値」という花言葉が有名です。小ぶりな花を咲かせるアリッサムは華やかさとは違う控えめな美しさがあるため「奥ゆかしい美」という花言葉もあります。
⑤ガザニア
太陽のような大きな花を咲かせるのがガザニアの特徴です。冬に凍結が見られる地域では一年草に分類されますが、暖地・温暖地では庭で栽培しても冬越しして、翌年も花を咲かせます。種類によって色の違いを楽しめるのもガザニアの花の特徴です。色や柄の違うガザニアを選ぶと華やかな庭づくりができます。
耐寒性
南アフリカが原産地のガザニアのため判耐寒性に分類されていますが、暖地または温暖地では屋外で栽培していても冬越しできるだけの耐寒性があります。ただし、気温が15℃以下になると発芽できません。冬の気温が15℃以下になる場合は育苗ポットに種まきをし、温度管理をして発芽させましょう。
種まきから開花までのお手入れ
ガザニアの種まきは、12月でも気温15℃~20℃を2週間程度キープできる日を選んで行います。種まきから約10日で発芽しますが、気温が20℃以下になると生育が悪くなります。冬に種まきしたガザニアの開花時期は5月から始まるため、鉢植えで室内に移動できない場合はカバーをかけるなどの工夫が必要です。
花言葉
和名を「勲章菊」と呼ぶガザニアには、さまざまな花言葉があります。和名に由来する花言葉には「あなたは私の誇りです」「きらびやか」がありますが、ギリシャ神話に登場する有名な翻訳家の名前が花の名前の由来にあることから、「博学」「天才」という花言葉もあります。
秋に種まきをすると冬の寄せ植えもできる耐寒性の強い花。