ルタバガの育て方
ルタバガは流通が少ないので、食べてみたいという方は、家庭菜園で育てるのが確実です。家庭菜園での栽培は初心者の方でも簡単ですので、栽培と料理の両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。こちらでは、ルタバガの育て方についてご紹介していきます。
育て方①土づくり
畑で栽培する場合は、土壌の酸度調整のために種まきの2週間前までに苦土石灰を1㎡あたり約100gまいて、耕しましょう。その後、約1週間後に堆肥を1.5kgと化成肥料を50gまいて改めて耕します。
育て方②種まき
ルタバガは種から育てます。種はホームセンターなどでは入手しづらいので、ネット通販で購入するのがおすすめです。種まきは真夏と真冬を除いて通年できますが、寒い時期に育った方がより甘味がますとされています。
種のまき方
種は、深さ1cm程度、間隔10~15cmのまき筋を作って、条まきしていきます。種をまいたら、土を被せて手のひらでしっかりと鎮圧しましょう。その後、たっぷりの水やりをして発芽を待ちます。寒い時期は不織布や新聞紙をかけて保温をすると発芽しやすくなります。
発芽後の間引き
発芽が揃ったら、隣同士触れ合っている株を間引いていきます。その後、本葉が2~3枚、本葉が5~6枚のときにそれぞれ間引きを繰り返し、最終的に5~10cm間隔になるようにします。あまり混み入っていると、根茎が太らなかったり、形が崩れたりしてしまいます。また、風通しが悪くなって病害虫の被害を受けやすくなるので注意してください。
育て方③日々の管理
ルタバガはそれほど手間のかかる野菜ではありませんが、美味しいルタバガを収穫するためには、日々の管理は欠かせません。日々の成長を感じられる瞬間でもありますので、楽しみながらおこなってください。
水やり
畑で栽培する場合は、雨の水で充分で、水やりをする必要はありません。プランターで栽培する場合は、3~4日に1回、土の表面がしっかりと乾いてから水やりをしましょう。あまり水やりをしすぎると、裂果の原因になることや、病気にかかりやすくなることもあるので程々に水やりをしてください。
追肥と土寄せ
追肥は最後の間引きが終わった頃に、株元に一つまみ程度の化成肥料をまきます。そして追肥と同時に、根茎の根元を隠すように土寄せを行いましょう。このときに葉茎が折れないように注意して作業を行ってください。
育て方④収穫
根茎が10cmほどになったら引き抜いて収穫します。最大で15cmほどまで収穫可能ですが、大きくなりすぎると裂果したり、肉質が悪くなったりするので、早めに収穫するといいでしょう。成長が遅いものも、他の株が収穫されることで日当たりもよくなり、順次大きくなっていきます。
収穫後の保存
収穫後はまず葉を落としましょう。追熟は必要なく、すぐに食べても大丈夫です。また、風通しのよい冷暗所に置いておけば、1か月は保存が効きます。冬であれば数か月保存可能ですので、少しずつ料理に活用してください。
次はルタバガの美味しい食べ方についてご紹介します!