沖縄特有の苦瓜の種類
苦瓜の国内生産量日本一を誇る沖縄県。その量は、国内のおよそ3分の1を占めています。それでは、沖縄県内で生産されている苦瓜の主な4品種を見ていきましょう。
群星(むるぶし)
ずんぐりとした見た目が特徴的な苦瓜です。全体的に収穫率や品質が良い上に、病気にも強いことから、沖縄でよく見られる品種です。
汐風(しおかぜ)
冬の時期でも食べられるようハウス栽培用に品種改良された苦瓜です。25〜30cm程度の大きさで、冬でも元気よく育ってくれますよ。年間を通して苦瓜を食べることが出来るのは嬉しいですね。
島風(しまかぜ)
露地栽培に適している品種の苦瓜です。長さは25〜35cm程度で、濃い緑色をしています。春から秋にかけて栽培されます。
夏盛(なつさかり)
夏季の栽培に特化した品種の苦瓜です。長さは25〜35cm程度で、群星に比べてさらに高温な環境でも安定した品質を保ってくれますよ。
苦瓜の成分や栄養素
苦味成分「モモルデシン」
苦瓜という名前の通り、クセのある苦味が特徴です。苦味の正体は「モモルデシン」という成分で、水溶性のため水にさらすと苦味が軽減されます。好き嫌いは分かれますが、一度はまるとクセになる味ですよ。
豊富なビタミンC
苦瓜はビタミンCが豊富に含まれており、夏バテ防止に繋がると言われています。しかし、下茹でをし過ぎると、ビタミンCが流れてしまう恐れがあるので、調理する際には気をつけて下さいね。
ボタニ子
苦瓜の選び方
色の濃さ
色が濃いものほど、苦味が強い傾向にあると言われています。苦瓜の苦味が好きな方は濃い緑色を、苦味を抑えたい方は薄い緑色の苦瓜を探してみてくださいね。
イボ(皮)の状態
ゴーヤの皮がみずみずしいかも確認してみましょう。よりみずみずしい方が、新鮮です。またイボがしっかりと詰まっているものは、弾力が良いため、よりシャキシャキとした歯ごたえを楽しめますよ。
まとめ
苦瓜はゴーヤと同じ野菜で、16世紀頃に日本に渡ってきました。沖縄料理のゴーヤチャンプルにも使われている独特な苦味が特徴で、品種によって味や見た目も様々です。ぜひ、苦瓜を栽培したり調理して、色んな楽しみ方をしてみてくださいね。
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ビタミンCなどの栄養素を逃さずに食べるのなら、生食がおすすめですよ!