サンパラソルとは
サンパラソルはサントリーが育種したマンデビラで「サンパラソル」シリーズが普及して、その名が使われています。正式名は「マンデビラ」という植物です。サンパラソルは早咲き・つる咲き・大輪咲きがあります。春から秋の季節まで開花し、夏のガーデニングに人気です。つるが伸びる品種や、つるがあまり伸びず小鉢でも栽培できる品種もあり、用途に合った品種を選びましょう。
基本的な情報
植え付け株数の目安 | 15~24cm深鉢1株・65cmプランター2~3株 |
置き場所 | 半日以上・直射日光の当たる場所 |
水やり | 乾燥気味に育てる・土が乾いたら水が鉢底から流れ出るまでたっぷりと与える |
肥料 | 置肥や液体肥料を適量 |
摘芯 | 不要 |
切り戻し | 不要 |
夏越し | 可能 |
冬越し | 難しい |
サンパラソルの種類
ここからは春から秋までの長い期間、鮮やかな花を次々と咲かせるサンパラソルの種類をご紹介します。
①サンパラソル
花のサイズ | 中輪 |
特長 | つるはゆっくり伸び花は早く咲く |
おすすめの仕立て方 | 小鉢・あんどん仕立て(つるが伸びてから) |
こんな方におすすめ | 早く花を咲かせたい方 |
②サンパラソル・ビューティー
花のサイズ | 中輪 |
特長 | 始めに細いつるが伸び後から花が咲く |
おすすめの仕立て方 | トレリス・あんどん仕立て(植え付け時から) |
こんな方におすすめ | アレンジを楽しみたい方 |
③サンパラソル・ジャイアント
花のサイズ | 大輪 |
特長 | 太く丈夫なつるが早く伸びる・花も葉も大きい |
おすすめの仕立て方 | 鉢植え・グリーンカーテン・トレリス |
こんな方におすすめ | グリーンカーテンを作りたい方 |
サンパラソルの仕立て方
サンパラソルはつる性の植物なので、つるの誘引によってさまざまな仕立て方ができます。ガーデニング初心者にも扱いやすいので、ぜひ誘引にトライしてみましょう。まずは、どんな形に仕立てるかを決め、地植えかプランターを選択し、その仕立て方に必要なオベリスクやグリーンネットなどを用意します。それぞれの仕立て方を詳しくご紹介しましょう。
アーチや棚の仕立て方
サンパラソルをアーチに絡ませる場合は、つるの伸びが早い「サンパラソル・ビューティー」や「サンパラソル・ジャイアント」がおすすめです。つるの誘引はアーチに沿ってS字を書くように固定していき、伸びたつるを外側の空間に下垂れさせ固定すると豪華に仕上がります。地植えだけでなくプランターでも栽培できます。
平面の仕立て方(パーゴラ・トレリス・グリーンカーテン)
グリーンカーテンには、つるが丈夫で伸びも早く花や葉も大きい「サンパラソル・ジャイアント」がおすすめです。地植えやプランターに植え付ける時、苗の横に支柱を立て、その支柱とネットや紐を結びつけ、つるが移りやすくします。脇芽を空間の空いた場所に伸ばすと早く1面を埋めやすくなり、横に伸ばす時は生育が悪くなるので40cmくらいまでにします。
行灯などの仕立て方(オベリスク・バルーン)
オベリスクを鉢の中に差し込んで立てるので大きめの鉢がおすすめです。つるが伸び始めたら1番下の輪につるを回して誘引します。その時「反時計回り」に巻きつくようにするとボリュームがアップします。梅雨明け以降は、1~2週間に1回、しっかりと液体肥料も与えましょう。サンパラソルは耐寒性が弱いので、鉢植えにすれば冬は室内に入れて管理できます。
ハンギングの仕立て方
ハンギングで仕立てるには「サンパラソル」がおすすめです。ほどよく、つるが伸び垂れ下がるのでハンギングも綺麗に仕上げります。形を整えるのに手入れが必要ですが、株元を立ち上げるように低い支柱などで固定すると豪華に見えます。小さく栽培されているので耐寒性が弱いサンパラソルの室内での冬越しに便利です。
寄せ植え
寄せ植えには「サンパラソル」がおすすめです。高さのある場所に設置したほうがきれいな仕上がりになります。サンパラソルの多色の寄せ植えも、開花のタイミングがあうのでおすすめです。サンパラソルの花は、立ち上がって咲くのでボリュームが出て豪華に仕立てられます。形を整えるために手入れは必要です。
ボタニ子
次はサンパラソルの植え付け方のご紹介です