サンパラソルの植え付け方
サンパラソルは大きく成長し根の回りも早いため、深い鉢に植え付けるのがおすすめです。新しい水はけのよい培養土に植え付けましょう。「サンパラソル・ビューティー」「サンパラソル・ジャイアント」はつるの伸びが早いので植え付けと同時に、つるを巻きつけるトレリスなどの支柱を立てておきます。株が大きくなってバランスが崩れて来た時は一回り大きな鉢へ植え替えましょう。
サンパラソルの育て方
サンパラソルは摘芯や切り戻しは必要ありませんが、花がら摘みは行います。水やりは気温の高い日中を避けて、朝や夕方に土の表面が乾いたらたっぷり与えましょう。育て方のポイントや季節の管理をご紹介します。
肥料の与え方
植え付け時の培養土に含まれていた肥料は、少しずつ効果がなくなってきます。植物の成長や花数を多くするために追肥を与えましょう。追肥の与え方は植え付け後、1ヵ月に1回置肥がおすすめです。さらに開花の頻度をあげるために液体肥料を加えますが、植え付け後2~3週間してから与えます。肥料は使用方法を必ず守り、様子を見ながら与えましょう。
花がら摘み
花がら摘みはガーデニングに大切なことです。咲き終わった花を放置しておくと、花は結実しようとするため養分が取られてしまいます。すると、新しい花が付きにくくなり、病気の原因にもなります。花がら摘みの時、花びらだけでなく花茎ごと取り除きましょう。
ボタ爺
病虫害
サンパラソルは5~9月の間、アブラムシの被害にあいやすいので注意します。茎や葉に寄生され栄養を取られてしまいます。見つけたら速やかに殺虫剤を散布してください。殺虫剤には花に害を与えるものもあるので、確認が必要です。サンパラソルには、ニテンプラムを含む殺虫剤がおすすめです。
夏越し
サンパラソルの耐暑性は強いですが、真夏の西日は嫌います。西日が当たると花付きが悪くなり、開花が休みがちになってしまいます。できるだけ夏の西日は避けてあげましょう。また鉢の下がコンクリートの場合、土の風通しをよくするために、鉢をブロックやレンガの上にのせる方法も取り入れましょう。
冬越し
サンパラソルは耐寒性が弱く亜熱帯性の植物なので、日本の冬を屋外で越すことは難しく、基本的には1年草扱いです。でもチャレンジしてみたい方に冬越しの方法を紹介しましょう。冬越しできたサンパラソルは翌年たくましくなって、さらに多くの花を咲かせてくれます。
冬越しの方法
- 室内で冬越しさせる場合は、枯れていない葉や茎を切り戻さず、そのままの状態にします。
- 大きくなりすぎて室内に移動できない場合は、10月中旬までに切り戻しをします。
- 霜が降りる前、夜の気温が10℃を下回る頃には室内に取り込みます。
- 室内の日当たりのよい場所で管理しましょう。
- 冬期の水やりは、土の表面が完全に乾ききってから、たっぷり与えます。
- 冬期に肥料は与えません。
まとめ
サンパラソルを使って、玄関やアプローチにオベリスクやトレリスで鮮やかなサンパラソルを飾ったり、夏の日除けにグリーンカーテンを作ったりしてみませんか?ぐんぐん伸びるつるを自由に巻きつけて思い思いに仕上げましょう。ガーデニングの楽しみが、きっと広がりますよ。
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植物の結実とは、花が終わり実がなることだよ。種を作ったり野菜などは実を作るから植物の最後の仕事みたいなものだな。