ハーデンベルギアの育て方!剪定のコツや上手な増やし方を解説

ハーデンベルギアの育て方!剪定のコツや上手な増やし方を解説

ハーデンベルギアは、つる性の常緑植物です。小さな胡蝶蘭のような花をたくさんつけ、華やかに咲きます。病気にも強く育て方も簡単なため、栽培しやすい植物です。今回はハーデンベルギアの剪定のコツや上手な増やし方など、育て方についてご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.ハーデンベルギアはどんな花?
  2. 2.ハーデンベルギアの育て方
  3. 3.ハーデンベルギアの枯れる理由
  4. 4.ハーデンベルギアの増やし方
  5. 5.まとめ

ハーデンベルギアはどんな花?

Photo by briweldon

ハーデンベルギアはつる性の植物で、屋外でも室内でも簡単に育てられます。花姿は小さな胡蝶蘭です。つる性を活かし壁面などに絡ませて栽培すると、華やかな風景を演出できます。これから、ハーデンベルギアの基本的な育て方を含め、剪定のコツや上手な増やし方をご紹介します。

基本情報

学名 Hardenbergia Violacea
英名 Coral pea、Vine lilac
和名 コマチフジ(小町藤)、ヒトツバマメ、ムラサキツルマメ
科名 マメ科
属名 ハーデンベルギア属
原産地 オーストラリア
分類 庭木、花木
形態 つる植物、低木
樹高 30~150cm(つるは2m以上伸びる)
開花期 3月~5月(流通は12月~4月)
花色 紫、ピンク、白、複色
耐寒性 中(-3℃くらいまで)
耐暑性 強い

花期が長い

Photo by Clint__Budd

ハーデンベルギアはつるから房を垂らし、その穂に胡蝶蘭に似た1cmほどの小花をたくさん咲かせます。上から順々に開花するため、花期は2週間ほどです。花色の基本は紫色ですが、ほかにピンクと白があります。

つる性の常緑樹

ハーデンベルギアは、つる性の常緑樹です。草丈は30cm~150cmですが、つる性なので大きく成長させられ2m以上伸びます。

つる性を活かしてアレンジ

Photo by mikecogh

ハーデンベルギアのつるは、しなやかで細く刺がありません。絡めて伸びていくタイプなので、屋外では目隠しに壁面やフェンスに絡めて一面を覆えます。刈り込むと低木と同じ大きさになるため、小鉢から大鉢にも植えることも可能です。寄せ植えの材料にもなり、幅広く活用できます。

名前の由来

学名は「Hardenbergia violacea」です。属名にもなっている「Hardenbergia」は、ドイツのハーデンベルグ伯爵夫人(C. F. von Hardenberg)の名前から由来しています。「violacea」の意味は「すみれ色」です。

Photo bygeekasylum

また、ハーデンベルギアの原産地は、オーストラリア東部に位置するタスマニアです。タスマニアでは、ハーデンベルギアが3種類分布しています。その中でも「Hardenbergia violacea」が、主に栽培され、日本で育てられているハーデンベルギアもこの品種です。

和名「ヒトツバマメ」

和名のひとつ「ヒトツバマメ」は、ハーデンベルギアはマメ科の植物にもかかわらず、小葉に分かれない1枚の単葉であることから名付けられました。

ハーデンベルギアの花言葉

Photo by jeans_Photos

ハーデンベルギアの花言葉は、「壮麗」「運命的な出会い」「過去の愛」「思いやり」「広い心」です。その中でも「壮麗」は、小花の房で濃緑色の厚い葉が隠れてしまうほど、花が豪華に咲き乱れることからつけられました。

次のページ

ハーデンベルギアの育て方

関連記事

Article Ranking