プラティアの増やし方
プラティアを増やすには「挿し木」と「株分け」の2つの方法があります。どちらの方法もとても簡単で成功率も高く、初心者でも気軽に増やせるのが魅力です。ここでは、それぞれの増やし方に適した時期や方法を紹介します。かわいらしいプラティアをぜひ増やしてみてくださいね。
増やし方①挿し木
プラティアの挿し木は、3月〜6月か9月〜10月に行いましょう。健康で丈夫に育っている茎を選び、根元の部分ぎりぎりで切り取ってください。プラティアは、草丈が短く若い茎では長さが足りず、上手に根が出ない恐れがあるため注意しましょう。下についている余分な葉を取り除いてから、赤玉土などの挿し木用の用土に挿し、たっぷりと水やりをして発根をまちます。
増やし方②株分け
株分けは2月〜3月が適期のため、植え付けや植え替えと同時に行うのがおすすめです。大きく育ちすぎた株や、鉢植えで窮屈になっている株を選び株分けしていきましょう。根を傷つけないように丁寧に株を掘り起こし、根を手でほぐして簡単に分かれる部分で株分けします。新しい用土に植え付け、根付くまでは水切れを起こさないように管理してください。
プラティアの品種
白色や薄紫色の花を咲かせるプラティアの、人気品種を3つご紹介します。
プラティア・アングラータ
プラティア・アングラータは「白エクボ草」とも呼ばれ、名前のとおり白色の花を咲かせる品種です。1cmほどの小さな花を咲かせたあと、鮮やかな赤紫色の果実をつけます。葉が横へと広がっていく性質があり、グランドカバーに最適です。成長がゆるやかなため、あまり手入れをしなくてもよいという利点があります。
プラティア・ホワイトスター
プラティア・ホワイトスターは成長スピードが速く、1つの株から次々と地下茎を伸ばして横へと広がっていくのが特徴です。真っ白な5つの花びらが星型に見えるため「ホワイト・スター」と呼ばれています。
プラティア・ブルースター
プラティア・ブルースターは青紫色の花を咲かせる品種で、ラベンダーのような色合いをしています。ハンキング仕立てにすると垂れ下がるように茎を伸ばして成長し、開花時期にはたくさんの花をつけるのが魅力です。
まとめ
プラティアの特徴や管理のコツ、挿し木や株分けでの増やし方や品種などを紹介しました。プラティアの花びらは、笑ったときのエクボにみえるという素敵な特徴があります。放任で育てても毎年開花してくれる丈夫な植物で、星型のかわいらしい花をたくさん咲かせてくれるのも魅力です。ぜひ自宅の庭で、プラティアを育ててみてくださいね。