出汁を取った後の昆布の保存・活用方法
出汁を取った後の昆布には、食物繊維がたっぷり含まれています。これを捨ててしまうのは、もったいないですね。保存方法とおいしく食べられるおすすめレシピをご紹介しますので、出汁を取った後の昆布を料理してみませんか?
保存方法
出汁を取った後の昆布は、温度をよく冷ましましょう。冷蔵でしたら、2日ほど保存が可能です。すぐに調理しないようでしたら、冷凍保管をおすすめします。使いやすい大きさに切り分けたあと、ラップに包み、冷凍庫に入れます。冷凍であれば、1ヶ月ほど保存できます。
利用方法
昆布には、水溶性植物繊維であるフコイダンやアルギン酸がたっぷり含まれています。フコイダンとアルギン酸は、昆布のねばねばの元です。この水溶性食物繊維の他にも、うま味成分であるアミノ酸、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルが昆布にはたくさん含まれているので、出汁を取った後も簡単に料理して食べてみましょう。
おすすめレシピ①ふりかけ
ふりかけは、お子さまから年配の方にまで人気のあるご飯のおともの1つですね。昆布のふりかけはご飯にとてもあいます。中火でゆっくりと焦げ付かないように、煮汁がなくなるまで煮詰めることがポイントです。唐辛子を入れるとピリッと大人向きになりますが、辛いものが苦手でしたら入れなくてもおいしくできますよ。
おすすめレシピ②佃煮
出汁を取った後の昆布は、まだ少しかためです。長時間かけて作る佃煮は難しそうですが、炊飯器を使うと昆布はやわらかくなり、同時にご飯も炊けて便利ですよ。通常の佃煮の作り方だと30分ほど時間がかかってしまうところ、炊飯器を使うと10分ほどで完成します。時間短縮にもなって、おいしいご飯も食べられる、忙しい方にもうれしいレシピですね。
おすすめレシピ③塩昆布
塩昆布の作り方は、2回に分けて味付けをするところがポイントです。しっかりと煮詰めていくと味が昆布によく染みて、とてもおいしい塩昆布ができあがります。出汁を取った後の昆布とは思えないほど、昆布のうま味が感じられる一品です。
おすすめレシピ④五目煮
五目煮は、いろいろな野菜の味と昆布のうま味で、とてもおいしくできあがりますよ。昆布以外の材料は、お好みでれんこんやさつま揚げなどを入れてもいいですね。昆布がやわらかくなるまで、ゆっくりと煮て仕上げるのがコツです。
まとめ
昆布で取った出汁は、とてもうま味が多く、毎日の味噌汁はもちろんですが、いろいろな料理に使えば素材の味を引き立ててくれます。出汁を取った後も昆布は、いろいろな料理でおいしく食べられます。栄養がたっぷりの昆布は、出汁を取った後も捨てずにうまく料理に活用しましょう。
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出典:写真AC